妊娠した時の体温って?生理予定日前に知っておきたい高温期の変化

妊娠を望んでいる人の多くは基礎体温という言葉をよく目にするのではないでしょうか。そして基礎体温を測っている人は毎日毎日その変化が気になり、時に不安になってしまったりするものだと思います。基礎体温のどのような変化で妊娠の可能性を知ることが出来るのか、また高温期の変化にはどのようなものがあるのかまとめてみました。

基礎体温で分かる体の変化

基礎体温とは?

人の体は動いたり、食事をしたりするだけでわずかに体温が上がります。基礎体温とは、朝目が覚めてから起き上がるなど体を動かす前の安静にしている時の体温の事を言いい、基礎体温を毎日計測する事によって微妙な体の変化、妊娠や病気などを知る事が出来るのです。
通常女性の体は病気やストレスを抱えている時以外でおよそ0.3〜0.5度の間で周期的に体温が変化しています。その細かい変化を計測出来るものが婦人体温計と呼ばれるものです。

基礎体温の測り方:測るタイミングは朝目が覚めた時

上でも説明したように、基礎体温は非常い細かい体温を測るので毎日同じ時間に安静にした状態で計測しなければなりません。
なので朝目が覚めた時が一番計測に適しており、婦人体温計を枕元など起き上がらずに取れるところに置いておくとあまり体を動かさずに計測できます。

また基礎体温の特徴は口の中で測るということです。舌の下の中央の筋あたりにはさみこんでじっと待ちます。慣れるまでは少し大変ですが正確に測定するためにはどれも重要なことです。
婦人体温計は実測式と予測式がありそれにより計測時間が異なります。また体温計自体にアラーム機能が付いているものや計測データを記録できるものなど様々な種類のものが出ています。

基礎体温表の見方

出典: https://cuta.jp/2402
基礎体温を毎日計測しグラフに表したものを基礎体温表と呼び、上のように赤いラインより下で推移する低温期と赤いラインより上で推移する高温期の2相に分かれ、これが1つの周期として繰り返されます。体温には個人差がありますが低温期と高温期の差はおよそ0.3度以上とされています。

【低温期】
約14日間でこの時期に卵巣で卵胞が成熟します。

【排卵期】
低温期から高温期へ変化するちょうど境目のあたりで体温が急激に下がる日があります。その日を含めた前後1~2日の間に排卵が起こります。

【高温期】
卵胞から卵子が放出されて抜け殻となり黄体という細胞となります。黄体は着床するために子宮内膜を厚くしますが着床しなければ厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちます。これが生理です。

妊娠した時の体温はどうなるの?

通常高温期が終わると、体温は下がり再び低温期が始まりますが妊娠すると生理予定日を過ぎても高温期が続き、高温期がおよそ17日以上続くと妊娠の可能性があるという事になります。

どうして妊娠すると高温期が続くの?

妊娠すると高温期が続く理油は、高温期にできた黄体という細胞が受精卵が育つために黄体ホルモン(プロゲステロン)を出すからです。この黄体ホルモンが高い体温を維持させます。そして排卵期に排卵を促したり妊娠し出産するまでの間妊娠を継続させる働きがある重要なホルモンなのです。

高温期のグラフの変化と妊娠の兆候

高温期のグラフが2段階で上昇するケース

高温期に入ると体温が上昇し一定の期間高温が保たれるのですがその後もう1段階上昇するという高温期が2段階で上昇するということがあります。その原因は、体温を高くする黄体ホルモンが着床後にさらに多く分泌されるということが考えられます。
しかしこれは誰にでも起こることではないようです。妊娠している場合に共通して起こるのはあくまで高温期が続くということです。

インプランテーションディップとは?

インプランテーションディップとは、高温期に入り受精卵が着床する時のホルモンバランスの変化で一時的に体温が急に低下することで、アメリカでは妊娠の兆候の1つだと考えられています。
着床のタイミングで起こるとされているので個人差はありますが高温期7日目〜10日目頃に起こることが多いようです。しかしこの現象も必ずしも起こるというわけではないようです。

基礎体温が下がる原因

低温期になったため

前に説明したように基礎体温は低温期と高温期の2相に分かれそれをひとつの周期として繰り返されます。すなわち高温期に受精しなかったり受精卵が着床しなかった場合、子宮内膜が剥がれ落ち低温期に入り生理が始まります。
低温期が始まるとまた新たに卵巣で卵胞が熟成し排卵の準備が始まります。そして次の受精・着床・妊娠の機会を待つのです。

計測ミスや誤差によるため

基礎体温を正確に計測するのは意外に難しいのです。婦人体温計を正しく使用し、毎日同じリズムで目覚め体を動かす前に計測しなければなりません。また体調が優れなかったり寝不足だったりするとそれが体温にも現れます。
よく資料などで見るような基礎体温表が綺麗なラインで2相に分かれる基礎体温表になることは通常では難しく多少がたつきが見られるものです。

だからこそ基礎体温は長い期間計測を続けて自分なりの統計を出すことが大切なのです。そうすれば急な体温の変化が計測ミスや誤差なのか、またなんらかの体の変化なのかを見極めるともできるのです。

基礎体温は測り続けることが大切です!

女性特有の体の変化を把握しておこう

出典: http://www.amazon.co.jp/dp/B000FQPVR6
基礎体温は継続して測り続けることに意味があります。妊娠を望む人が妊娠の可能性を知るための手段として計測する場合にまずどの体温が高温期なのかを知るにはある程度計測を続ける必要があります。
また様々な要因によって誤差の出やすい基礎体温を毎日計測し続け平均を知ることで、自分の体のリズムを把握でき排卵日を予測することができるので妊活にとても役立ち、基礎体温の変化により黄体機能不全や無排卵、その他の病気にも気づくことができます。

さらに効率的にダイエットを行う時に利用することもできます。基礎体温表から様々な情報を得て活用するには少なくとも3ヵ月以上継続して基礎体温を計測し基礎体温表をつける必要があります。

毎日というのはなかなか大変なことではありますが、しかし妊娠を希望する人はもちろんそうでない人も女性特有の体の変化を自ら把握するために基礎体温表をつけることをお勧めします。

妊娠検査薬の種類と使用時期

基礎体温の変化によって妊娠の可能性を知ることができたその次は妊娠検査薬での判定です。しかし早まった使用では正しい結果は得られません。妊娠検査薬の使用時期はいつでどのような種類があるのでしょうか。

妊娠検査薬とは?

受精卵が子宮に着床すると、妊娠を維持するために黄体ホルモンの分泌を継続させるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が胎盤から分泌されます。それが尿にも出始め妊娠検査薬で検出できると陽性の反応を示します。

一般的な妊娠検査薬

日本で一般的に多く市販されている妊娠検査薬のhCG検出感度50mIU/mLで正確に判定できる時期は生理予定日の1週間後が目安とされています。

早期妊娠検査薬

早期妊娠検査薬のhCG検出感度25mIU/mLで生理予定日当日から使えるものが多いようです。しかし購入はインターネットで海外から取り寄せるか取り扱いのある薬局での購入となります。

落ち着いた心でその時を待ちましょう!

高温期に入って妊娠検査薬を使用できるまでの時期は本当にもどかしく、1日でも早く結果を知りたい気持ちが先走ってついフライング検査をしがちです。実際フライングして妊娠検査薬を使用する人は多いようです。
しかしフライングして得た結果はやはり正確なものではなく、結局数日後に再び妊娠検査薬を使用することになってしまいがちです。

とても難しことですが、はやる気持ちを抑えて出来るだけ落ちつきリラックスして正しく検査出来る時期まで待ちましょう。
そして妊娠検査薬を正しく使用し陽性反応によって妊娠が確認できたときは、そのことを伝えて婦人科を受診し詳しく調べてもらいましょう。