重曹ひとつで料理に掃除、美容まで!重曹の使い方まとめ

料理で使われる重曹ですが、料理以外での活用法もよく耳にしますね。重曹ひとつで料理に掃除、美容まで使うことができます。重曹がなんでも使えるのは、重曹の持つ作用がポイントのようです。今回は重曹のシーン別使い方をまとめてみました。

重曹とは?

重曹とは、俗に言う「ふくらし粉」のこと。正式名称は「炭酸水素ナトリウム」と言い、白の粉末状の物質です。英語では「baking soda」と呼ばれますが、ベーキングパウダーとは違うものなので注意しましょう。
重曹は自然界にある物質で、鉱山などを掘った際に出てくる成分から精製します。
または、岩塩などの塩を原料としてつくられることもあります。



重曹の5つの作用

1.中和作用がある

重曹は「弱アルカリ性」の物質なので、酸性のものと混ざり合うと中和します。
キッチンの油汚れだけでなく、服の襟に付いた皮脂汚れなども、時間が経つと酸化してしまいます。そこにアルカリ性の重曹を使うと、酸性の汚れが中和され、水溶性の物質に変化するので汚れが落ちやすくなるのです。

2.油となじむ作用がある

重曹は油となじむ作用があるので、油汚れの掃除におすすめです。
油と水ははじいてしまいますが、重曹を油に混ぜることで、水で簡単に汚れが落ちるようになります。

3.研磨作用がある

重曹の粒子はほどよい固さで、研磨剤として使うときも活躍してくれます。重曹の粒子は、鉄やステンレス、プラスチックなどよりも柔らかいため傷がつきにくくなっています。

4.においを消す作用がある

重曹はにおいを吸い取ってくれます。重曹はにおいだけでなく湿気もとってくれるので、下駄箱やクローゼットに入れると役に立ちます。

5.発砲作用がある

重曹は加熱すると炭酸ガスが発生し、その泡が料理で大活躍します。この発砲作用のおかげで、さまざまな料理に使うことができます。 こちらの記事もどうぞ!

重曹の使い方:お部屋のお掃除編

「重曹+瞬間接着剤」で画びょうの穴を隠す

1.少量の重曹に1滴の水を垂らしてつまようじで素早く混ぜ、壁の穴を埋める。
2.はみ出た部分は乾いた後にサンドペーパーで削って平らにする。

壁にできた画びょうの穴やペットの爪とぎ跡などにおすすめです。
ポイントは素早く混ぜてすぐに穴を埋めること!
乾くととても硬くなるので、手に付かないように手袋をして作業しましょう。

「重曹+お酢」でカーペットの汚れも落ちちゃう!

1.カーペットの汚れがある部分にお酢をかける。
2.お酢をかけた上から重曹を少し振りかけ、15分ほど放置する。
3.重曹に汚れがついてきたら、雑巾などで軽く拭きとってから掃除機をかける。

子どもがジュースをこぼしてしまったり、ペットがおしっこをしてしまったり…カーペットが汚れてしまうことってよくありますよね。
この方法で汚れたカーペットを救出しましょう。

「重曹+食器用洗剤+お酢+水」で簡単カーペットクリーナー。

1.ぬるま湯に重曹を入れて溶かし、食器用洗剤、お酢を加え混ぜる。
2.スプレーボトルに入れる。
3.カーペットは掃除機をかけてごみを取り除き、汚れのある部分はスポンジの研磨側で軽くこすっておく。
4.そこにカーペットクリーナーをスプレーで吹き付け、きれいなタオルでトントン叩きながら汚れを吸い出します。

このカーペットクリーナーを作って常備しておけば、何かあったときにサッと使えて便利ですね。ちょっとした汚れならこれだけで落ちるのでおすすめです。

「重曹+アロマオイル」でにおい取り&芳香剤に

1.小さな瓶や器などに重曹を1/4カップ入れ、アロマオイルをその周りに8滴ほど落とすだけ。

たったこれだけで、お部屋の生活臭やペットのにおいなどを重曹が吸い取ってくれますよ。そして、アロマオイルがお部屋いっぱいに香ってくれます。
また、使い終わった重曹をカーペットに振りかけて掃除機をかけても◎。重曹が汚れを吸い取り、掃除機からはほんのりアロマオイルのにおいがしますよ。
市販の芳香剤が高すぎる、においが苦手、好きなアロマオイルがある、などの方は試してみてくださいね。 玄関、台所、トイレ…家の中でも臭いが気になるところは色々ありますよね。芳香剤などで香りでごまかすのではなく、地球にも優しい重曹でとっても簡単に消臭ができます。場面ごとの消臭方法についてまとめました。 こちらの記事もどうぞ!

「重曹+古い靴下」で下駄箱のにおい防止に。

1.使わなくなった古い靴下の中に重曹をひとつかみ入れ、結んで閉じる。
2.下駄箱の中に1の靴下を入れる。

この重曹入り靴下を下駄箱に入れておくだけで、重曹がにおいを防いでくれます。
下駄箱内のにおいは汚れだけでなく、湿気が原因になっていることも多いので、ときどき下駄箱の扉を開けて換気しましょう。



重曹の使い方:キッチンのお掃除編

「重曹+お湯」で換気扇のがんご汚れをきれいに

1.大きめのごみ袋を広げてシンクに置く。
2.その上にはずした換気扇のパーツを入れ、お湯をためる。
3.パーツがひたひたに使ったら、重曹1カップを入れしばらく放置。
4.スポンジなどでこする。

お湯と重曹の力で油汚れが浮いて、汚れが落ちやすくなります。
放置するときは、中のお湯が流れてしまわないように、ごみ袋の口を縛っておいたほうがいいかもしれません。

「重曹+水」でカップについた茶渋・しみ対策

1.茶渋やしみがついてしまったカップに重曹とほんの少しの水を入れ、スポンジなどでこする。

お茶やコーヒーを飲んでいると、どうしてもカップが汚れてきてしまいますよね。そんなときは、重曹で磨いてお掃除しましょう。
重曹と水はペースト状になるまで練る必要はありません。水を含ませたスポンジに重曹を付けてこすってもOKです。

「重曹+お酢」でお鍋の焦げ付きまでスッキリ。

1.焦げ付いた鍋に、水500ccとお酢大さじ2を入れ、30分以上浸けておく。
2.1に重曹を大さじ2杯入れ、火にかける。
3.沸騰して重曹がシュワシュワと泡立ってきたら、コゲをへらでこすって落とす。

お鍋の焦げ付きってかなり洗うのが大変ですよね。特にホーローのお鍋など、金属たわしが使えないような鍋の洗い方で悩んでいる方も多いです。
そのときに、この重曹を使った方法を使えば、安全にぴかぴかにすることができますよ!ぜひお試しください。

「重曹+お酢+水」でオーブンレンジをピカピカに。

1.重曹に少しずつ水を加えて混ぜ、重曹ペーストを1/2カップつくる。
2.1の重曹ペーストをオーブンの汚れの部分に塗り、12時間放置する。
3.ペーストが固まっているので、削り落とし、布などに少量のお酢を含ませて拭きます。

オーブンレンジはとても汚れやすいですよね。しかし、食品を入れて調理するものなので、あまり洗剤は使いたくない場所でもあります。
そのような場所には口に入れても安全な重曹を使ってお掃除するのがおすすめ!ひどい汚れになる前に定期的に掃除してくださいね。

重曹の使い方:お洗濯編

「重曹だけ」子どものぬいぐるみを洗おう!

1.ぬいぐるみとういぐるみがすっぽりと入るビニール袋を準備する。
2.ぬいぐるみを1のビニール袋に入れ、そこに重曹を半カップ加えて口を縛る。
3.2の袋をシャカシャカと混ぜ、15分~20分放置します。
4.3の袋の口を開き、ぬいぐるみを出したら掃除機で重曹を吸い取ります。
※掃除機を使う場合は「弱」にして、ぬいぐるみが痛まないようにしましょう。髪の毛用のブラシがあればそれでもOK。

ぬいぐるみは洗濯機に入れてジャブジャブ…とできないものもありますよね。
しかし、毎日子どもが遊んでいるぬいぐるみはどんどん汚れていきます。
そんなとき、重曹を使えば、安全にぬいぐるみをきれいにすることができます。もしも、重曹が掃除機で吸いきれずに残っていても、口にしても安全なものなので、ママも安心ですよね。

「重曹+食器用洗剤」で衣類のしみ抜き

1.しみのある部分に重曹を振りかけ、軽くたたいて染み込ませる。
2.しみの部分に食器用洗剤を直接塗り、たたいて染み込ませる。
3.衣類のタグについている、最適な温度のお湯で洗濯する。
4.しみが落ちなければ何度か1~3を繰り返す。

食事をしているときにこぼしてしまったり、調理中にソースが飛んできたり、気を付けていても服が汚れてしまうことってありますよね。
そんなときには、この方法をすぐに行うことでしみ抜きをすることができますよ。シミがついてしばらく経っているものは落ちないので、しみに気づいたらすぐにやってみてくださいね。 赤ちゃんや小さいお子さんがいらっしゃる家庭では肌に触れるものは気を使いますよね。重曹は天然由来のものなので人にも環境にも優しく安心して使えます。なかなか落ちない襟汚れ、臭いのある靴下など洗濯の中でもやっかいなものを重曹で綺麗にする方法をご紹介します。 こちらの記事もどうぞ! 重曹は、人にも地球にも優しい天然物質です。手で触ることもできますし、扱い方もとても簡単。消臭の効果もあるんですよ。こちらでは重曹を使った効果的な洗濯の方法をご紹介します。 こちらの記事もどうぞ!

重曹の使い方:お料理編

「重曹」を加えるだけで簡単アメ色たまねぎ

1.フライパンに薄く油をひき、玉ねぎ500gと重曹小さじ1/4を入れて炒める。

アメ色玉ねぎをつくるのは時間がかかるのでちょっと大変ですよね。しかし、重曹を少し入れるだけでいつもより短時間でアメ色にすることができます。

「重曹と水」で玉ねぎの辛みを抑える

1.水1カップに重曹を小さじ1杯入れて混ぜる。
2.1に切った玉ねぎを入れて少しさらしておく。
3.水を切る。

サラダに使うときなど、玉ねぎを水にさらしますよね。そのときに重曹をほんの少し加えるだけで、辛みを抑えることができますよ。玉ねぎの辛みがあると子どもも食べてくれないので、ぜひやってみてくださいね。

「重曹+たっぷりの水」でゆでたまごをつるんと剥こう!

1.たっぷりの水に重曹を少し入れ、普通にゆでたまごを作る。
2.茹で終わったら、冷水でゆでたまごを冷やす。
3.粗熱が取れたら、たまごの上下を打ち付けてひびを入れる。
4.上下どちらか一方を少しだけ殻をむき、そこから一気に息を吹き込む。

いつものゆでたまごに重曹を加えるだけで、殻をむくストレスから解放されますよ。つるんとたまごがでてくるので、気を付けてくださいね。

「重曹+水」で野菜の泥汚れを落とす

1.ボウルに水をはり、小さじ1~2杯の重曹を入れてよく混ぜる。
2.1に野菜を入れて洗う。

たったこれだけで野菜の泥汚れがきれいに落ちますよ。
また、重曹はアルカリ性なので、農薬やワックスの除去にもなるとか!これはぜひ使いたい技ですよね。
しかし、野菜に含まれているビタミンは水溶性なので、水に長くつけておくと流れ出てしまいます。洗うときはサッと済ませるようにしましょう。

重曹の使い方:美容編

「重曹」でお風呂に入れて入浴剤代わりに

1.お風呂にお湯を張り、重曹をひとつかみ入れかき混ぜる。

いつものお湯に重曹を入れるだけで入浴剤になりますよ!重曹は入浴剤の原料としても使われているので、肌に優しく安全に入浴することができます。重曹のお風呂は皮脂を分解してくれるのでおすすめです。 掃除、洗濯、消臭…いろいろなことに使える重曹ですが、お風呂にいれるだけで、おうちに美人の湯ができてしまうんです。重曹入浴剤を使用したお風呂の利点と気をつけたいことをまとめました。 こちらの記事もどうぞ!

「重曹+いちご」で歯の着色汚れのケア

1.いちご1粒を潰してペースト状にする。
2.1にテーブルスプーン半分の重曹を混ぜて、歯ブラシで歯に広げて5分放置する。
3.歯ブラシで歯を磨く。

いちごを歯につけると白くなるというのは聞いたことがある方もいらっしゃいますよね。次からはいちごに重曹も加えてやってみましょう。
しかし、やりすぎると歯のエナメル質を傷つけてしまい、着色汚れの原因になるので毎日はしないように気を付けてくださいね。

「重曹」でうがいするだけ!口臭・虫歯予防に

1.500mlのペットボトルに水を入れ、そこに小さじ1杯の重曹を加えてよく混ぜます。
2.1の重曹水でクチュクチュうがいをする。

口に入れるので、重曹はお掃除用のものではなく、食用のものを使ってください。重曹は塩分が含まれているので、血圧の高い人などは注意しましょう。
また、重曹水は濃ければいいというものではありません。濃すぎると歯を痛める原因になるので重曹の量は守ってくださいね。 掃除や洗濯に使える重曹。なんと重曹でうがいをすることで虫歯予防などのうれしい効果があるのです。そのメカニズムと正しいうがいの仕方についてお話しします。 こちらの記事もどうぞ!

「重曹」足湯で足のにおい対策

1.バケツや大きめの洗面器にお湯を張り、重曹を大さじ2~3杯入れて混ぜる。

足のにおいの原因となるイソ吉草酸は弱酸性なので、重曹で足湯をすると中和され足のにおいが消えます。一時的ににおいは消えますが、毎日続くものではないので注意しましょう。 これから冬に向かう日本。冬は冬のおしゃれが楽しい季節でもありますよね。足元のおしゃれもブーツや、タイツなどいろいろ楽しめます。しかし、ブーツを一日履いていると足の臭いが気になりませんか?気になる足の臭いの対策も重曹でできるんです。今回は、重曹での足の臭い対策についてお話しします。 こちらの記事もどうぞ!

重曹の使い方:その他編

「重曹+水」だけで汚れたスニーカーを甦らせよう

1.靴紐をほどき、中敷きが外れるものは中敷きも外す。
2.バケツなどにぬるま湯を入れ、靴全体が浸かるようにし、30分放置する。
3.重曹と洗濯用洗剤(粉)を少量の水で混ぜ、ペースト状にする。
4.3のペーストを使わなくなった歯ブラシなどに付けて靴を磨いていく。
5.水でよくすすぎ、タオルで水気を拭き取る。
6.中にくしゃくしゃに丸めた新聞紙を入れて形を整え、陰干しする。

重曹でスニーカーを洗うと汚れが落ちるだけでなく、においもすっきり!
水ですすいでも環境に優しいので、安心してジャブジャブ洗えますね。におい対策のためにも、ときどきスニーカーを洗いましょう。

「重曹+食用油」でシールはがし!

1.シールやラベルを手ではがせるだけ剥がす。
2.重曹と食用油を1対1の割合で混ぜて、シール部分に塗り、30分以上放置する。
3.シールがふやけていたら、こすり洗いをする。

「この瓶可愛い形だから使いたい」、「子どもが窓ガラスにシールを貼った」なんてことありますよね。そんなときに試したいのがこちら!重曹と食用油なので、子どもが触ってしまっても安全です。
ちょっとシールやラベルを剥がしたいけど、シールはがしを買うほどではない…というときにどうぞ!

「重曹+水」で電気シェーバーの皮脂汚れ・においをきれいに

1.器に水を張り、小さじ1杯の重曹を加え混ぜます。
2.電気シェーバーを1の重曹水の中に1分漬け置きする。

この方法は耐水性の電気シェーバーのみ使えるものです。故障の原因になるので、確認してから
行ってくださいね。

重曹を常備しよう!

なんでも使えてしまう重曹には驚くばかりです。重曹ひとつでお掃除に料理に美容にまで使えるので、1家に1袋はストックしておくといいかもしれませんね。食用のものを買っておけば、料理にもお掃除に使えるのでおすすめです。

特に小さいお子さんのいる家庭は、洗剤を使えない場面も多く困っている方も多いですよね。今回ご紹介してきたものは、そんな方にもぜひ試してほしい、安全で安心な方法ばかりです。
たくさんの洗剤を買う必要もないので、節約にもなりますよ。
普段のお掃除から年末に徹底的に行う大掃除にまで大活躍の重曹をぜひ使ってみてくださいね。