【妊娠39週】ママの体・赤ちゃんの様子。出産兆候が気になる時期

妊娠39週は、出産予定日が目前なこともあり出産兆候が気になる時期です。ただ出産兆候の有無や内容には個人差があることは、しっかりと頭に置いておきましょう。それでは妊娠39週にママの体に起こる変化や、赤ちゃんの様子をママたちの声を交えながら見ていきたいと思います。

妊娠39週のママの体 ~出産兆候の有無や内容には個人差があります~

前回の<妊娠38週のママの体>は
・「妊娠38週の子宮の大きさも男子用バスケットボールくらい」
・「尿漏れと区別がつかないくらいおりものが増える人も」
・「出産兆候が見られない場合は内診で子宮口を刺激されることも」
・「予定帝王切開は妊娠38週までに実施されることがほとんどです」
というお話でした。

それではさっそく妊娠39週のママの体調や体の変化について見ていきましょう。

妊娠39週の子宮の大きさも男子用バスケットボールくらい

妊娠39週の子宮の大きさは、妊娠38週とほぼ同じく男子用バスケットボールくらいです。子宮底長は33.0cm~35.0cmくらいですが、下限は恥骨の部分なので、赤ちゃんや子宮が下がって骨盤内に収まりはじめると測定値が前回よりも短くなることがあります。お医者さんの感覚にも左右されやすい数値であるということは頭においておきましょう。

陣痛の前後に赤ちゃんの頭が骨盤に収まります

妊娠39週くらいになると、ある程度赤ちゃんの位置が下に下がっている人が増えてきます。骨盤付近まで頭がきている場合も多いのですが、実際に骨盤に頭がはまるのは、陣痛がはじまる前後であることが多いようです。

つまり見方を変えると「骨盤に頭がはまれば陣痛がくる」とも読み取ることができます。どうして出産が近づくと赤ちゃんの頭が自然に骨盤にはまるのかや、陣痛のメカニズムについてはまだはっきりとは解明されていないようなのですが、前駆陣痛やママの運動が少なからず関係しているという意見も少なくありません。

妊娠39週に入っても「陣痛こないなぁ」と陣痛待ちしている妊婦さんは、陣痛促進に効果があると噂される”階段昇降”や”雑巾がけ”や”スクワット”などを試してみてもいいかもしれません。下肢筋力は実際の出産でいきむ際にも重要となってきますので、出産に向けた体作りも兼ねてぜひ取り入れてみてくださいね。

また『初産の場合出産予定日を過ぎることも多い』『陣痛がはじまってからの初産婦さんのお産のスピードは経産婦さんの倍』とお医者さんから説明を受けた人もいるのではないでしょうか。ただ全員がこの話に当てはまるということではなく「初産だった1人目は38wで産まれたのに、2人目は41wで産まれた」「初産婦のときは分娩室に入った途端産まれたくらいの超安産だったのに、経産婦での出産は丸1日陣痛に苦しんだ」という人もいます。あくまで「そういう傾向が多い」という参考データ的なものとして捉えリラックスして過ごしてくださいね。

おしるしや前駆陣痛といった出産兆候はない人もいます

妊娠39週で検索してみると”前駆陣痛”・”お腹の張り”・”胎動の減少”・”おしるし”などを出産兆候としてあげているところも多いのですが、実はこれらの症状がまったく出ない(気がつかない)人も中にはいます。

特に初産の場合は「お腹の張りがどういうものなのか」がわからないという人も多く、前駆陣痛やお腹の張りを意識しないまま陣痛や破水を迎えるという人も意外と多いんです。胎動も「減るどころか激しさを増している」と感じている人もたくさんいます。

また子宮口が開く際に、これまで子宮壁とくっついていた赤ちゃんを包んでいる膜がはがれ、少量の出血が起こる現象を一般的に”おしるし”と呼んでいますが、このおしるしが起こるのは、初産婦さんか経産婦さんかは特に関係なく、全妊娠中約20%程度と言われています。

一言でおしるしといっても内容は人それぞれで、色は鮮血のように真っ赤な人もいれば時間が経っているような茶色という人もいますし、量もティッシュにつく程度という人もいれば生理のときくらいの量が出る人もいます。

妊娠39週ともなるとあと1週間以内に出産予定日を迎えますし、出産兆候がとても気になる時期だと思います。ただ出産兆候の出方は個人差がありますし、中には出ない(気がつかない)人もいるという点はしっかりと頭に置いておきましょう。あまり出産兆候の有無に固執しすぎないようにして、残りわずかなマタニティライフを楽しんでくださいね!

妊娠39週の体調や体の変化に関するママの声

筆者も初産のときは41週で出産したので、妊娠39週目頃のこの「早く~」という気持ちが痛いほどわかります。



妊娠39週の赤ちゃんの様子 ~出産が近づくと胎動が減少する人も~

前回の<妊娠38週の赤ちゃんの様子>は
・「妊娠38週の赤ちゃんの重さは三角コーン1本分くらい」
・「出産が近づいても胎動が極端に減ることはありません」
というお話でしたね。

それでは妊娠39週には赤ちゃんがどんな成長をとげているのかを見ていきましょう。

妊娠39週の赤ちゃんの重さは足蹴りバイク1台分くらい

妊娠38週には
(BPD)84~95mm
(FL)63~73mm
(AC)28~34mm
(EFW/EFBW)2.5kg~3.5kg
くらいだった赤ちゃんは、
妊娠39週になると
(BPD)85~97mm
(FL)63~74mm
(AC)28~34mm
(EFW/EFBW)2.7kg~3.8kg
くらいにまで成長します。

妊娠38週の赤ちゃん(胎児)の体重は、小さい子で2.7kg前後、大きい子で3.8kg前後くらいになります。平均値である約3.2kgはだいたい幼児・児童用の足蹴りバイク1台分と同じくらいの重さです。

妊娠39週に受診したママの声

ママは赤ちゃんの心音を聞きながら、赤ちゃんはママの心音を聞きながらウトウトするなんて妊娠中のこの時期にしか味わえない幸せな時間ですよね。起こされても起きないとはよほど気持ちがいいんでしょうね。

妊娠39週頃になると胎動が少なくなったと感じる人も

妊娠39週に入ると「今まで左の肋骨をグリグリされていたのにそういえば最近されないなぁ」など、胎動が弱くなった・少なくなったと感じる人もいます。そろそろ赤ちゃんも骨盤内に頭を収めるタイミングを見計らいはじめる頃ですので、もしかしたら赤ちゃんがおりたことが原因で、胎動の位置が変わったと感じたり、胎動が少なくなったと感じたりするのかもしれません。

ただ、胎動はそういった内容の変化はあっても「安静にしていても胎動を感じない」ということはほとんどありません。日や時間帯によって睡眠の時間が長いことはありますが、何度やっても胎動カウントに1時間以上かかるなどという場合には、念のため産婦人科に相談するようにしましょう。

また中には出産が近づいても胎動に変化がない人もいます。陣痛中に激しい胎動がある人もいるくらいですので「出産兆候=胎動の減少」ではなく『胎動が減少する人もいる』程度に捉えておいてくださいね。

妊娠39週に胎動を感じたママの声

子宮口が固く閉じていてまだかなぁと思っていたらあっという間に産まれたという場合もありますし、子宮口の開きはじめは早かったけど全開大になるまでにかなり時間がかかったという場合もあります。「案ずるより産むが易し」って本当だったんだなぁと筆者は出産後しみじみ感じました。

妊娠39週頃に押さえておきたいポイント

今回は<妊娠39週頃に押さえておきたいポイント>として
■「微弱陣痛にならないためには」
■「出産の恐怖を和らげるためのヒント」
の2つをご紹介します。

次回<妊娠40週頃に押さえておきたいポイント>では
・「陣痛に繋がるジンクス」
・「妊娠42週目以降の過期産で起こりうるリスク」
についてご紹介する予定です。

微弱陣痛にならないために意識したい2つのこと

微弱陣痛かどうかは、子宮内外からNSTなどの機械を使って圧力(子宮収縮の力)を測定し『圧力の強弱』『陣痛の間隔』『持続時間』などから判断します。「これらが定まらないとなると前駆陣痛なのでは?」という気もしますが、前駆陣痛と微弱陣痛の差は『一度本陣痛がはじまったかどうか』で判断されることが多いようです。つまり本陣痛がはじまる前なら”前駆陣痛”、はじまった後なら”微弱陣痛”ということになります。

この微弱陣痛になる原因は、はっきりとは解明されていないのですが
・羊水過多
・逆子
・ママの栄養不足
・ママの体力不足
などが原因ではないかと言われています。

羊水過多や逆子はママの努力などで改善できるものではありませんが、栄養不足や体力不足はママのちょっとした意識で改善することが可能です。ここでは微弱陣痛にならないために意識しておきたいポイントを2つご紹介したいと思います。

【1】過度に緊張しなくていいようにお産の流れを頭に入れておく

本陣痛がはじまると段々と増してくる痛みに緊張してしまい、無意識にお腹に力を入れてしまったり、痛みの波がわからなくなったりすることもあります。陣痛は収縮と弛緩を繰り返すことで子宮口を開き赤ちゃんを産道に押し出しますので、痛みのないときにはしっかりと力を抜くことが大切です。そのためにもお産の流れを頭に入れておき「今の段階なら〇分は痛くない時間があるはず!」と間欠期を意識してみてくださいね。

【2】間欠期の長い分娩第一期のうちにしっかりと栄養と休息を取る

本陣痛ともなると、序盤である分娩第一期の準備期でも収縮中は寝ていられないくらいには痛みますが、痛み自体は30秒程度、痛みの間隔は5~10分ほどありますので、細切れ睡眠を取ることはできます。また食事も同様です。分娩第二期になると1~2分おきに1分程度痛むようになり、息を整えるだけで終わってしまうようになります。栄養と体力が尽きると子宮収縮に回すエネルギーもなくなりかねませんので、意識して休息と食事を取るようにしましょう。 微弱陣痛になってしまうと、通常よりもお産が長引いてしまいがちです。陣痛がはじまったばかりなのに「こんなに痛いのに寝たりご飯食べたりできるわけない!」という場合は、無意識に力を入れている可能性があります。

そんなときは助産師さんや看護師さんにお願いして一度NSTを取りながら痛みの波を実況してもらい、痛みの波が収まっているときは思い切ってお腹の力を抜いてみましょう。しっかりと力を抜ければ「あの痛みはなんだったの?」というくらい痛みがないことに気がつけるはずですよ!

知っておくと出産への恐怖が和らぐ5つのポイント

初産の方にとって、出産は未知なる体験である以上誰しも多少なりとも不安を持っていると思います。痛みやトラブルがあったという声を聞いて恐怖すら感じている人もいるのではないでしょうか。ここではそんな恐怖感を少しでも和らげられればと思い、いくつか安心できるポイントを集めてみました。

(1)陣痛時間の半分以上は”重い生理痛”程度の痛み

もちろん個人差はあるものの、陣痛がはじまった頃の痛みは重い生理痛程度であるという人が多いようです。しかも最初は痛む時間はせいぜい30秒程度ですので、生理痛が重い人の中には数日痛み続ける生理より楽という感想をもらす人もいるそうです。

(2)初産でも9割以上の人が24時間以内にお産を終える

「丸1日かかった」「72時間苦しんだ」なんて声がついつい目についてしまいがちですが、実際には初産の人でも9割以上の人が24時間以内にお産を終えているとされています。その中でも約半数は12時間以内に出産を終えているんだそうです。

(3)会陰切開・縫合時には局所麻酔を使用

基本的に会陰切開や縫合は、局所麻酔を用いた上で行われます。よほどの緊急時でなければいきなり切られるということはありませんし、実際は陣痛の痛みの方が強くて「早く切って早く出して!」と訴える人も多いそうです。

(4)お産の痛みでショック死する人はいない

いくら陣痛が痛いからといって、ショック死する人はいません。更に現在の日本は医学がとても進歩しているため、出産による妊産婦死亡率は、厚生労働省の調べでは10万人中わずか3人程であるというデータが出ています。確率にすればわずか0.003%と、非常に低い数値なのです。

(5)周産期死亡率も0.45%程度

厚生労働省からは、周産期(妊娠22週以降~産後1週間)での胎児・新生児の死亡率は1000人に4~5人というデータが発表されています。死産や早産での死亡も含まれていますから、正期産での出産時に赤ちゃんに何らかのトラブルが起きたことが原因である確率は更に低いものであると推測されます。 出産は確かに痛いですし、トラブルもつきものです。しかし昔はラマーズ法くらいしかなかった乗り切り方も、今ではソフロロジーやヨガなどより痛みを逃せる呼吸法が浸透していますし、医学も進歩していて万が一の場合の救命率もかなり上がっています。痛みや恐怖を乗り越えた先にはかわいい赤ちゃんとの対面が待っていますので、そのことを心の拠り所にして乗り切ってくださいね! 妊娠すると避けては通れないのがお産の痛み。いまは普通分娩のほか無痛分娩や帝王切開などお産の選択肢も広がりつつありますが、まだまだ多くの妊婦さんが選択する普通分娩の痛みとその乗り越え方について紹介します。

▼妊産婦・周産期死亡率について|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/11/dl/s1120-11n_0002.pdf



出産前に正しい呼吸法を身につけておきましょう

出産を体験したママさんたちのブログやつぶやきを見ていると「呼吸法をしっかり身につけておいて良かった!」という声がとても多いように思います。中には「呼吸法の効果は感じられなかった」という声もあるものの「呼吸法のせいで出産がより大変になった」という声はほとんどないのではないでしょうか。

陣痛中の呼吸法には『赤ちゃんに酸素をしっかり届けてあげる』という目的と『呼吸に集中して痛みから意識を反らす』という目的があります。より呼吸に集中するためには指針となる呼吸法の知識が必要となりますので、できれば本陣痛が起こる前に練習しておきたいものです。

前駆陣痛があるのなら、ぜひその前駆陣痛を使って呼吸法を練習してみましょう。逃すほどの痛みではないかもしれませんが「あれ?ちょっと痛みが楽になったかも」という体験があれば、陣痛中の呼吸法にも積極的になれるはずです。

呼吸法にはリラックス効果もありますので、就寝前の練習もオススメです。『陣痛を乗り切るためのアイテムを用意しておく』くらいの気持ちで、気軽に取り組んでみてくださいね。

過去の押さえておきたいポイント

妊娠39週でも押さえておきたい、過去にご紹介したポイントのリンクを下にまとめました!読んでみたいポイントがありましたら、ぜひチェックしてみてくださいね。 【妊娠23週】
・「効率的に鉄分を摂取するコツ」 【妊娠25週】
・「便秘の原因と対処法」
・「痔の原因と対処法」 【妊娠26週】
・「シムスの体位」 【妊娠27週】
・「あると便利な入院アイテム10選」
・「事前に準備しておきたい産後用品8選」 【妊娠28週】
・「仰臥位低血圧症候群」
・「妊娠中のシートベルト」 【妊娠29週】
・「母性が育まれるタイミング」 【妊娠33週】
・「経膣分娩の出産方法」
・「帝王切開を選択されるパターン」 【妊娠35週】
・「前駆陣痛と本陣痛を見分けるテクニック」
・「正しい陣痛の時間の計り方」 【妊娠36週】
・「妊婦健診が1週間に1回に」
・「帝王切開のスケジュール」
・「帝王切開の痛み」 【妊娠37週】
・「破水の特徴と見分け方」
・「おしるしの原理と特徴」 【妊娠38週】
・「お産の進み方」
・「陣痛の乗り切り方」

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妊娠38週に入ると、胎動が落ち着いてきたと感じる人が増えます。ただ中には赤ちゃんの苦しいサインが隠れているかもしれないので、変化の仕方に気を配りたい時期です。それでは妊娠38週にママの体に起こる変化や、赤ちゃんの様子をママたちの声を交えながら見ていきましょう。 妊娠40週0日は、いよいよ出産予定日です。赤ちゃんは赤ちゃんのペースで出産のタイミングを見計らいながら準備を進めています。ママは間もなく出産だからと食べすぎないようにしたい時期です。それでは妊娠40週にママの体に起こる変化や、赤ちゃんの様子をママたちの声を交えながら見ていきましょう。 いよいよ臨月、もうすぐ赤ちゃんがママとパパのもとにやってきます。入院や出産の準備や、産後すぐにしておきたいことの確認などは済ませましたか?リラックスして赤ちゃんが産まれてくるそのときを楽しみにして過ごしましょう。そんな妊娠10ヶ月のママと赤ちゃんの様子、気をつけることなどをご紹介します。 妊娠後期に入るとおなかの赤ちゃんはさらに大きく成長していきます。それにともなっておなかもどんどんせり出し、家事や買い物といった日常の行動が一苦労に。赤ちゃんとのご対面まで残りあと少しです。妊娠後期の知っておきたい身体の変化と、この時期お母さんが気をつけること、やっておきたいこと、赤ちゃんの成長についてご紹介します。