歩き始めた子にリュックを手作りしませんか?入園用にもおすすめ!【型紙・作り方】

1歳半を過ぎると歩き方もしっかりしてきて、外でも自分で歩きたがるようになりますよね。そんなお子さんのためにリュックを手作りしてみませんか?キルティング1枚仕立てで、難しい手順はなるべく省きました。小さなお子さん一人でも開け閉めしやすいゴム口タイプなので、入園用にもおすすめです!

お外でも歩けるようになったら、リュックデビューしよう

いつの間にか歩き方もしっかりして、走れるようにもなる1歳半頃。外でも自分で歩きたがることが増えてきますよね。そんなお子さんには、リュックがおすすめです。

転倒した時のクッション代わりになりますし、紐をつけておけばお散歩中の事故や迷子防止にも役立ちます。重たいものは入れられませんが、数枚のおむつでも自分で持ってくれるようになると、ママの手荷物もちょっとは減りますよ。

そして「これはあなたのリュックだよ」と背負わせてあげると、子供も喜んでくれるものです。
特にパパママがリュック愛用者の場合はお揃いが嬉しいようで、お出かけの時にも自ら背負って出かけようとする子が多いようです。

初めてのリュックは、手作りしてみませんか?

筆者はソーイングのプロでもパターンの勉強をしたわけでもない素人なのですが、自分の子に背負わせたいと思い、子育て中の気分転換もかねて簡単な型紙から手作りしました。今回はそのレシピをご紹介したいと思います。

初心者の方でも挑戦しやすいようにキルティング生地1枚仕立てで、ファスナーなどの難しい手順はなるべく省きました。お子さん一人でも中の物を出し入れしやすいようゴム口仕様なので、入園用はもちろん、おうちでのごっこ遊びにも使ってもらえますよ。



キルティングリュックを作ってみよう!

今回作り方を紹介するリュックの概要はこちらです。

出来上がりサイズ 約たて29×よこ24×幅8(センチ)
対象年齢(目安) 1歳半〜5歳くらいまで

フタ付きで間口はゴムになっています。
肩ベルトはアジャスターで長さの調節が可能で持ち手用のひも付きです。また正面にポケットティッシュやハンカチが入れられる程度のポケット付き。

容量はおむつ(ビッグ)なら8枚程度、タオルだとバスタオルとスポーツタオルが1枚ずつ入るくらいです。

用意するもの

・表地用…キルティング生地 105センチ幅×50センチ
・見返し用…ポプリン、ブロードなど薄手の生地 30センチ×30センチ
・テープ…PPテープ、アクリルテープなど 25mm幅 150センチ
・丸ひも…20センチ程度
・バイアステープ・・・両折タイプ18〜20mm
もしくはふちどりタイプ18mm 100〜250センチ
・ゴム…ソフトタイプ 10コール(幅8.5mm) 30センチ 
・アジャスターカン…2個
・Dカン あるいは 角カン…2個
・マジックテープ…25mm幅 6センチ
・ミシン用糸(使う生地に色を合わせる) 

そのほかお好みで名前テープ、ワッペン、レースなどをご用意ください。

※キルティング生地、見返し用生地は事前に水通しをして、アイロンをかけておきましょう。
筆者は、生地以外はすべてダイソーで買いそろえました。丸ひもとバイアステープもダイソーです。手芸店に比べて色やサイズのバリエーションは少ないですが、お手頃価格で購入できます。
100均グッズを組み合わせることで、上手にコストダウンできますよ。

必要なソーイング用品

今回はキルティング生地を使うため、ミシン推奨です。ミシン以外のソーイング用具は、前で説明したように殆ど100均で揃えられます。
あると便利なアイロン定規ですが、これは厚紙(シャツ等を買ったときに入っている台紙)に自分で1cm幅に線を引いたもので代用可能です。

ソーイング用品は、針やはさみなど小さなお子さんのいるおうちでは危険なものが多いです。取り扱いには充分ご注意くださいね。 家庭用ミシン(ミシン針No.11〜14、ボビン)
マチ針、ピンクッション
布用はさみ、糸きりはさみ
ゴム通し
定規(50センチくらいあると便利)
しるし付けペン
アイロン

【あると便利なもの】
アイロン定規、リッパー、目打ち

型紙を準備しよう

型紙ダウンロード(PDF)
リュックの本体とフタ部分については簡単な型紙をご用意しました。上のボタンからダウンロードできますので、PDFファイルをプリントアウトしてご使用ください。 型紙は2ページ分ありますが、そのうち1ページ目はA4サイズからA3サイズに拡大してご使用ください。
2ページ目はそのままA4サイズでプリントアウトしたものを切り取ってお使いいただけます。

「マジックテープ位置」と書かれた枠が、たて2.5×よこ6センチで印刷されていれば型紙は正しいサイズです。

なお必要なパーツのうち、長方形のものについては型紙をご用意していません。手順1の中にサイズを記載しています。



リュックの作り方

作り始める前に、一旦1〜9までの手順を読んで作業に入ってくださいね。イメージしながら作業を進めていくと、失敗が少ないですよ。

1.生地やテープをサイズに合わせて裁断する

上の写真を参考に必要なパーツを裁断、準備してください。

・マチ布(キルティング表地)・・・たて10×よこ80センチ
・ベルト留め布(見返し地)・・・たて5×よこ26センチ
この2つは型紙がありません。上記のサイズに合わせて、長方形に裁断してください。
マチ布が一番大きなパーツになりますので、これを一番最初に配置して、生地の裁断位置を決めましょう。

・前面布・背面布・ポケット・フタ・・・これらのパーツは型紙に合わせて裁断してください。
・肩ベルト・・・55センチ×2本
・金具ベルト・・・9センチ×2本
・丸ひも・・・20センチ×1本
・マジックテープ・・・6センチ×1対
バイアステープは、後で縫うときに必要な長さに合わせて切ります。 パーツの中心線にペンで目印をつけておくと、後でパーツを合わせるときに便利です。

2.ポケットとマジックテープを前面布に付ける

ポケット布の上端のみをかがりミシンで処理し、1.5センチ折って縫います。
※もしポケットにワッペン等を付けたい場合は、この時に先に縫い付けておきます。 ポケット布を前面布に合わせて、端から5mmをぐるりと縫います。さらにポケット布の中心線を縫えばポケット部分のできあがりです。

マジックテープを指定の位置に縫い付けます。
このとき、糸はマジックテープの色に合わせた方が縫い目が目立たなくてよいです。

3.フタ部分をつくる

フタの見返し生地にマジックテープを縫いつけます。 フタ生地と見返し生地を中表で合わせて端から1cmをぐるりと縫います。
縫った後、曲線部分の縫いしろに写真のように切り込みを入れます。(縫った糸は切らないよう注意)
上からひっくり返してアイロンで形を整え、端から5mm〜1cmをぐるりと縫うと安定します。

4.背面布にテープやひもを付ける

9センチのテープにDカン(または角カン)を挟んだものを2つ作り、写真のように端から5mmのところを縫って止めておきます。
55センチのテープ、丸ひもを写真のようにおいて端から5mmのところを縫っておきます。 テープ留め布の下端を1cm折ってアイロンをかけておきます。
このとき、アイロン定規を使うとキレイにできます。 ベルト留め布を中表になるように背面布に置き、折り目をつけていない方を端から1cmを縫います。
縫ったらベルト留め布を下に折って、ベルトの端を覆うように留め布をのせます。
先に折っておいた折り目を内側に入れて、端から2mmのところにミシンをかけます。
上端も同様に2mmの部分を縫えば、ベルトとベルト留め布が固定されます。 お名前テープを付ける位置は自由ですが、筆者は背面に付けました。
ベルト留め布の中央にのせて縫います。

5.縫いしろの処理をする

この後本体を縫い合わせたら縫いしろをバイアステープでくるんで処理しますが、先にそれぞれのパーツにかがりミシンをかけておくことでバイアステープを省略できます。
・前面布、背面布・・・上辺(間口)以外をぐるりとかがりミシン
・マチ布・・・40センチ辺、上と下両方にかがりミシン

本体を縫い合わせてからバイアステープで処理する場合は、5の手順は不要です。

6.前面布、マチ、背面布を縫い合わせる

前面布とマチ布を中表にして縫います。
同様に、背面布とマチ布を中表にして縫います。
このとき、肩ベルトや金具ベルトを縫いこんでしまわないようにご注意ください。袋の内側にまとめておくとよいと思います。 縫いしろを写真のようにバイアステープでくるみます。 バイアステープの縫い方はこちらの動画を参照してください。曲線部分は少しバイアステープを引っ張り気味で合わせるとキレイにカーブが出ます。

7.フタとゴム通し部分を付ける

背面布とフタの中心を目印に中表に合わせて、端から5mmを縫います。 バイアステープの端を1cm外側に織り込み、リュック本体の間口部分に中表に重ねてぐるりと縫いつけます。
バイアステープの折り返した端は、始点と終点部分を数ミリ重ねておきます。バイアステープの始点位置は、バッグの前面側の中央か、背面側の中央に合わせるといいと思います。 リュック本体を表にくるようにひっくり返します。
バイアステープを縫いしろと一緒にリュックの裏側にたおして、下端から2mmをぐるりと一周縫います。
このとき、フタ布やベルトを縫いこまないように注意してください。

バイアステープの切れ目がゴム通し口になります。

8.ゴムを通す

バイアステープの切れ目からゴムを通し、ゴム端を縫い合わせます。
ゴムの長さは30cmとしていますが、間口のサイズはお子さんの使いやすさやお好みにより調節してくださいね。

9.肩ベルトをつなぐ

・肩ベルトの下からアジャスターカンを通して付けます。
・下のDカンにベルトを差し込みます。
・通したベルトを折り返して、アジャスターカンの下の穴に差し込みます。
・そのまま上の穴からベルトを出して、ゆるんだベルトを締めます。

ベルトの端を三つ折りにしてミシンをかけてください。
これでできあがりです。おつかれさまでした!

ミシンはお昼寝タイムなどをうまく使って

子どもが小さいうちはなかなかミシン作業できませんよね。筆者の家も下の子が興味津々で覗き込んでくるし、手を出してくるし…という状況になるので、子供たちが起きている間はやりません。
お昼寝の間や夜中寝静まったときに、今日は裁断だけ、今日はこの手順まで…とちまちま進めていくのがおすすめです。

いろんなアレンジを加えて楽しんで下さい

いかがでしたか?
初心者の方には縫いずらい部分もあったかもしれません。少しくらいのゆがみは、荷物を入れて使う分には全然気になりません。バイアステープの部分なんてリュックの裏側で普段は見えませんから、あまり完璧を目指さずにチャレンジしてみてくださいね!

レースをはさんだり、タグやワッペンを付けたり、思い思いのアレンジを加えて手作りを楽しんでいただけると嬉しいです。フタやポケットの生地を切替えたりすると、また印象も変わります。

入園用にもおすすめなので、これから準備される方はぜひ作ってみてください。