【MiOさんちの四兄弟子育て術⑰】夫婦の役割分担!モメないためにできることの巻

長男ハル(12歳)長女ナツ(9歳)次女フユ(6歳)次男アキ(4歳)。二男二女の四人兄弟を抱える母MiOがお送りする子育てコラム。今回は夫婦間でよくモメる原因になりがちな「夫婦の役割分担」がテーマです。夫婦で共稼ぎの方も、子育てに専念するママも、一度は「私ばっかり働いてるんですけど」という不満にぶつかった経験があるのではないでしょうか。夫婦の役割分担でモメないための注意点、ピックアップしてみました。

家事や子育ては夫婦で分担する派?それとも分担しない派?

 子どもがいる家庭なら夫婦で助け合ってこなしていきたいのが、「家事」と「子育て」。自営業の方などなら、それに「仕事」がプラスされる場合もあるから、なおさら家事と子育ての分担は課題ですよね。
 「いつもすべて一人ですべてこなしています!」という頼もしいママもいるでしょうが、ほとんどのママは「一人ですべてをこなすのは大変」「パパにもちょっと手伝ってほしいなあ」と思っているのではないでしょうか。
 中には、ダンナ様としっかり話し合いをして、「料理はわたし」「掃除はあなた」としっかり家事分担をしているご夫婦もいると思います。たしかに、あらかじめ役割を決めておくならその仕事だけをやればいいから気楽だし、責任の所在も明白。得意分野の担当を引き受けて、苦手分野の仕事はダンナ様にやってもらえば、効率もいいですよね。

 我が家も二人で働いていたころは家事を分担していました。遠い昔のことなので記憶がアヤフヤですが、確か私が料理と洗濯で、ダンナはそれ以外すべてという感じだったと思います。
 初めの数か月は割と順調に分担できていたんです。お互いまだ気遣いもありましたしね。でも、しばらくするとどうしても甘えが出てきて、「疲れた」だの「明日は早い」だの理由を付けて、担当の仕事をサボってしまうことも…。
 しかも、係を決めるとそれ以外をやらなくなっちゃうんですよね。たぶん、根がスボラな私の性格だからかもしれませんが、部屋が散らかっていても「ダンナの仕事だから♪」と掃除機すらかけなかったり、先にお風呂に入りたくてもまだ掃除してなければ準備ができるまでテレビを見て待っていたりして。挙句の果てには、仕事帰りのダンナを捕まえて、出来ていない仕事を急かしたり、責めたりすることも…。
 
 んー、これじゃ出来てないことばかり目が行って、夫婦仲がケンアクになってしまう…。
 ケンカにならないように仕事を明確に分担したのに、逆にケンカのタネになっているんじゃしょうがないですよね。そんなわけで10数年前に、我が家は家事分担の線引きをするのをやめることにしました。



家事分担をしないとは、具体的にどういうこと?

 「私これやるから、あなたはこれを絶対やってね!」と家事分担をしっかり決めてしまうと、ダンナが出来てないときにイライラしてしまう短気な私。でも、逆にダンナは私がサボっててもおおらかに見守るタイプなので、ますます悪妻が図に乗る悪循環…。
 いやいや、これじゃまずい!ということなので、我が家は家事分担をしっかり分けず、「やれるほうが家事をやる」というスタイルに変えました。

 ただ、このスタイルはやもするとどちらか一人に負担がのしかかる可能性があるのも事実。特に、パパがドンカンな場合は、ママ一人で家事をこなすことになり、ストレスがたまりかねませんよね。
 我が家は私のほうがズボラなのでその心配はほぼないのですが、家庭内円満を保つためにも以下3つのルールだけは崩さないようにしています。特に言葉で交わした約束事ではないのですが、10年以上の共同生活でなんとなく培ってきた暗黙のルールです。

1.お互いの様子を見て、出来ることをやる

 夫婦ですから、「今は仕事で忙しそうだな」「今から掃除しようとしているな」などという相手の様子はすぐにわかりますよね。なので、お互いの様子を見ながら、自分のできることに手を付けていくのがMiO流ルール。
 ダンナが掃除機を持ち出し始めたら、自分は邪魔にならないように洗濯物をもってベランダに行く。私の洗濯が終わったら、ダンナの風呂掃除が始まる(ふろ水で洗濯をしているので、風呂掃除を先にやられると洗濯にふろ水が使えなくなっちゃうのです)…などなど、お互いの仕事のペースで自分の仕事を調整するのは日常茶飯事。
 あえてお互い声をかけているわけではないですが、相手の様子を見ながら次にやる家事を決めるようにしています。 私の記事作成が滞っているときは、子どもたちを半日外に連れ出し遊ばせてくれることも。貴重な仕事時間が確保できて、感謝です。
普段私じゃ連れていけないちょっと遠出のアイススケートは、子どもたちにも好評でした!

2.自分のやり方と違っていても文句を言わず、「助かった」と感謝を

 本来なら自分が得意な家事なども、どうしても外出しなきゃいけなかったり用事が入っていたりして、どうしてもダンナ様にお願いしなきゃいけない場合がありますよね。
 その時普段自分のほうがよくやっている家事だと、ダンナ様のやってくれた時に思わず口を出してしていませんか?料理なら切り方や味付けにダメだししたり、掃除ならスミッコまでチェックしたりして。

 私も口出ししたい気持ちは多々あるのですが、必死でぐっとこらえてます(笑)
 自分の代わりに家事をしてくれた結果、やっぱり自分のやり方と全然違ってイマイチな出来だとしても、決して文句は言わないのがダンナに対するせめてもの敬意。大人の配慮です。
 料理と洗濯が好きな私から見ると、ダンナの料理は「クックパッド丸写しの応用の効かない料理」だし、ダンナの洗濯も「しわくちゃのまま干して仕上がりが雑」なものにしか見えないけど、ここは文句をこらえるのも家庭円満のため。ガマンガマン。

 しかも「ありがとう。助かったよ。」と言葉だけでも添えておくと満点ですね。本当は「あーあ、後でやり直しておかなくちゃなあ…」と不満を感じていても、苦手ながらもやってくれたダンナの行為自体は感謝しなきゃいけないかな、と思いますので…。  でも、どうしてもここだけは直してほしい…という不満な点が残ることもありますよね。そんな時は感謝の言葉の後、さらりと伝えてもいいと思います。

「洗濯物は、もう少しシワを伸ばして干してくれたらもっとうれしいな。」
「隠し味に、ちょこっと砂糖をいれたらもっと美味しいと思うな。」

という感じでマイナスイメージのなく、むしろ向上心を刺激するような言葉選びをすると、次からはちょっと気にしてくれるような気がしてますよ。気のせいかもしれませんけどね(笑)

3.相手の気持ちを考える

 こっちが一生懸命夕飯を作っているのに、一日中遊びほうけていたダンナ様がすでに缶ビールを開けちゃって、テレビを見てガハハと笑っていたならそりゃ腹が立ちますよね。「私ばっかり働かせてあなたはビール飲んじゃって、なによっ!」って。
 でも逆に、あなた家事もせずダラダラとネットゲームばかりに興じていたら、ダンナ様を怒らせることだってあり得ますよ。要は、相手の立場を考えて行動しないと、相手を不快にさせることもあるってことです。

 MiO的な気遣いとしましては、ダンナが働いているときは、こちらの仕事が終わっていても大々的に休憩タイムに入るのは控えるようにしています。まあちょっとコーヒー入れて休憩程度ならダンナも気にならないと思いますが(むしろ一緒に入れてあげて「休憩したら?」と誘うことも多いかも)、レンタルしてきた2時間モノの映画を見たりするのは、二人とも仕事が終わってからしか手を付けない…という感じです。
 今自分が思う存分くつろいでいたら、それを見た仕事中の相手はどう思うかな…ということを常に心の片隅に留めておけると、相手の神経を逆なですることはないと思いますよ。些細なことですが意外と根に持たれてしまうこともあるので、ちょっと気にしてみてくださいね。

「過剰な期待」「依存しすぎ」をやめてみよう

「うちのダンナ、なにも家事をしてくれないの!腹立ってしょうがないわ!」
「子どもと遊んでくれればいいのに、自分の好きなテレビばっかり見ちゃって!」
「先週3度も飲みに行ってるのよ。いい加減にすればいいのに。」

 私の周りのママ友たちから、こんな愚痴を聞かない日はありません。
 毎日毎日、いろんなママ友が「いかにダンナ様が協力的じゃないか」について文句を言っているように思えます。年明けの今なんて、特に愚痴率が高いですよね。  でも、ちょっと考えてみてください。

「ダンナが掃除して欲しいな。してくれるよね。」
「今日私が忙しいの知っているから、ダンナが夕飯作ってくれるよね。」
「週1くらいなら飲みに行ってもいいけど、それ以上は遠慮するのがフツーよね。」

とあなたが勝手に期待しているから、裏切られたときの怒りが大きいこともあると思います。期待した分だけ、ダンナ様が何もしなかった時の反動が大きく、裏切られた感もあって腹が立つのではないかなと。
 試しに、ダンナ様に一切期待しない、依存しない日を作って試してみてください。

「あの人、掃除なんてするわけないわよね。料理も作らないし、飲みにも行くんじゃないかしら。」

…考えただけで、相当ダメダメなダンナ様。
でも、「ダンナなんてそんなものよ。」そう思ってダンナ様に期待せず暮らしていると、たまに手伝ってくれた時の喜びが倍増ですよ。

「うそー!あなたが掃除してくれたの!嬉しい!」
「ほんと、助かる!ありがとう!」
「いや~、掃除してくれたなんて嬉しいなあ♡」

そんな感謝の言葉が、知らず知らずのうちに口をついて出てくると思います。
期待していなかった分、ダンナ様の手伝いに自然と感動して本心から感謝の言葉が出れば、ダンナ様だってちょっと嬉しいもの。

ひょっとすると「また、家事を手伝おうかな」と、思ってくれるかもしれませんよ。 庭木の手入れまで私の気が回らなかった昨年…。
気が付いたら、年末大掃除でダンナがせっせと剪定していました。あらま、助かるわ♡ 子どもたちも、剪定枝の片づけのお手伝いバイトに雇われた様子。  あなたの心の中にある「理想のダンナ様像」を実際のダンナ様に期待しても、失望することのほうが多いものです。むしろ、勝手に期待された挙句失望されてしまったダンナ様の立場を考えると、かわいそうに感じることもあります。
 現実のダンナ様をありのまま受け止めればそれだけで大丈夫。ダンナ様に多大な期待や依存をせず、ママも背伸びせずできる範囲の家事だけしかやらない、という無理のない選択をすることが、結果としてイクメンを育てることになるかもしれませんよ。



自分たちだけのスタイルを

「掃除をする父さんと、おんぶで料理をする母さん」byナツ  我が家では、このようにして夫婦の役割分担をしてきました。
 今のところダンナは子どもとはよく遊んでくれるし、土日の家事はちょこちょこ手伝ってくれるイクメンパパに育ってきました。相変わらず平日の飲み会の数は減りませんが、まあそれがストレス解消なら仕方ないかなとあきらめました。毎月の予算の範囲なら、好きに飲み歩いても問題なし(?)です。

 協力できることは協力し、貫きたいことは程度が過ぎない程度に見守る…。きっとこれが私たちに合ったスタイルなんでしょう。結婚してから今までの15年、試行錯誤しながらようやく自分たちのスタイルを築き上げることが出来ました。
 きっとあなたたちご夫婦にも、ぴったり合うスタイルが見つかると思います。あなたご自身やダンナ様の性格や価値観に合わせて、焦らずじっくり、いろいろなスタイルを模索してみて下さいね。
 

過去のMiOさんちの四人兄弟子育て術記事はこちら

MiOさんちの四人兄弟子育て術 まとめ記事|cuta [キュータ]
MiOさんは男の子2人、女の子2人の合計4人兄弟のママ!そのパワフルなママの子育て体験・ノウハウを教えてもらいました。4兄弟の壮絶な出産ストーリーから、4人の抱っこ紐の変遷、兄弟ゲンカの扱い方、お金のこと、レジャーのことまで。ぜひあなたのお宅と比べてみたり、その壮絶ストーリーに笑ったりしてみてください!

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