妊娠中期なのに吐き気があるのはなぜ?その原因や緩和する方法

つわりは終わるはずの妊娠中期になっても吐き気が続いたり、治まっていたのにまた再発、ということがあります。妊娠中期の吐き気は初期のそれとは全く別ものかもしれません。吐き気の原因や緩和する方法について解説します。

妊娠中期の吐き気の理由って?

妊娠中期、安定期に入ってつわりも治まり、快適なマタニティライフを送れるかと思っていたら…
実は妊娠中期になっても吐き気が続く、という方が少なくないのです。妊娠中期の吐き気は、初期のものとは原因が異なります。まずはその原因について解説します。



妊娠中期の吐き気の原因

【1】プロゲステロンが増えすぎている

プロゲステロンが増えると、吐き気をもよおすことがあります。プロゲステロンというホルモンは生理前にも増加しますし、妊娠すると妊娠を維持するために、胎盤が完成するまでは持続して出続けます。

通常は胎盤が完成する20週ごろまでには治まるのですが、プロゲステロンが増えすぎていると20週をすぎても吐き気が治まらないことがあります。

【2】胃が圧迫されている

赤ちゃんが大きくなってくるにしたがって、下から胃が圧迫されてしまいます。胃が押しつぶされたようになるので消化器官がうまく動けなくなり、消化が遅れ胃のムカつきや吐き気などの症状が出ます。
これは赤ちゃんが大きくなるに従ってひどくなってしまいますが、食事に気を配ることである程度改善できますよ。

【3】便秘

お腹が大きくなると腸も圧迫されるのでやはり動きが悪くなってしまいます。妊婦さんの便秘というのはとても多いものです。便が溜まっていれば、その上にある胃の動きも当然悪くなってしまいますよね、そうすると吐き気が起こってしまうこともあるのです。

便秘がひどくなると、場合によっては熱が出たりすることもあるくらい、侮れないものです。ひどくなるほど治りにくいので、なるべく早めに対処できるとよいですね。ひどくなってからだと、食事を変えてもすぐにはよくなりません。先生に相談して下剤をだしてもらうのもひとつの手です。

治まったはずの吐き気が再発した場合に考えられる原因

一度治まった吐き気が再発した場合には、上記の理由の他に以下のような理由が考えられます。どんな時に吐き気が起こるか、他に症状はないかなど、考えてみてくださいね。

【1】逆流性食道炎

胃酸が逆流して、食道に炎症を起こす病気を逆流性食道炎といいます。妊娠してお腹が大きくなり、胃が圧迫されると、胃と食道のつなぎ目である下部食道括約筋が緩んでしまいます。さらに、胃の動きがあまりよくなくなっているので、消化に時間がかかり胃酸が多く分泌されます。この二つの状況がかさなって、胃酸が逆流しやすくなり、逆流性食道炎を起こしてしまうことがあるのです。

逆流性食道炎の症状は
◆胸やけ
◆吐き気
◆げっぷ
◆口の中がまずい
◆腹部膨満感
などが挙げられます。

前かがみになったときや、寝るために横になると逆流してしまうことがあり、不快感で眠れなくなってしまうこともあります。

上記の症状が思い当たる場合は、一度医師を受診するようにしましょう。

【2】鉄剤の服用による副作用

妊婦の二人に一人は貧血の症状が出ると言われていて、鉄剤を服用している人は多いと思います。この鉄剤の服用で吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘、胃のムカつきなどの副作用がでることがあります。これらの副作用があまりにひどい場合には医師に相談しましょう。薬の種類を変えることで状態が変わることがあります。

【3】頭痛

ひどい頭痛から吐き気を引き起こすことがあります。妊娠中は頭痛が起こりやすく悩んでいらっしゃる方も多いと思います。吐き気に頭痛を伴う場合には頭痛を解消する策をとりましょう。頭痛の種類によって、対処法が異なりますので、以下の記事を参考にしてみてください。



吐き気を緩和する方法

消化のよい食事をとる

消化がいいものを中心に食べるようにしましょう。
食事はゆっくりよく噛んで、回数が増えてもいいので少量ずつたべると良いですよ。
以下のものを摂ると胃酸が多く分泌されてしまうので、胸焼けや吐き気、逆流性食道炎の原因となってしまうので控えましょうね。

◆脂っこいもの
◆糖分の多いもの
◆レモンなど酸味が強いもの
◆コーヒーや緑茶などの刺激物

また、寝る前2時間は食事を控えるようにしましょう。

医師に相談して漢方薬などを処方してもらう

どうしても症状がつらいようであれば、産婦人科の先生に相談してみましょう。
市販薬には色々な成分がふくまれていて、妊婦さんには向かない薬も多くありますので、手元の薬を安易に飲むのはやめましょう。安定期に入っていても、飲むことのできない薬もあるんですよ。

漢方薬などそれぞれの症状に合わせて、効き目の優しい薬を先生が選んでくださるでしょう。

便秘を解消する

吐き気の原因は便秘であることも。その場合は便秘を解消できるオリゴ糖やヨーグルト、食物繊維をとるなど、便秘対策をすることで吐き気がおさまることもあります。

症状が辛い時は医師に相談してみましょう

妊娠中期に起きる吐き気は、胃が大きくなったお腹に圧迫される事による消化不良などが原因です。

お腹はどんどん大きくなりますので、場合によっては長引いて出産直前まで続く場合もあります。出産前の臨月になり、お腹が下がってくると胃の圧迫がなくなり症状が改善することが多いです。

それまでは、毎日の食事を工夫することで、胃への負担を軽くして、症状を軽くする事ができますよ。