家計簿は家庭のお金を管理するためにとっても重要なツール。けれど、面倒くさくて家計簿がつけられない、どうやってつけたらいいのかわからない、というママもいるのではないでしょうか。そんなママのために、家計簿のつけ方のコツをご紹介します。家計簿をつけている方も、これから家計簿をつけたい方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
どうやって家計簿をつけたらいいの?
「家計簿をつけたいけどいまいちよくわからない」、「家計簿をつけても続かない」なんてお悩みをお持ちではありませんか?
家計簿をつけるのは、根気がいるし細かいし…と、なかなか大変ですよね。
そんな家計簿にお困りのママのために、今回は家計簿のつけ方のコツをお伝えします。
家計簿のつけ方のポイントその1:目標を明確にする
目標を設定~貯めたお金を何に使いたい?~
ただ漠然と、「お金を貯めたい!」と思うだけでは、着実にお金を貯めるのは難しいもの。
大げさかもしれませんが、人間が長期にわたって何かを成し遂げるためには、明確な目的意識がなければなりません。
マイホーム、新しい車、豪華な海外旅行など、素敵な夢を実現させるためでもいいですし、子どもの教育費や老後の資金など、より現実的な目標もいいですよね。
まずは、貯めるお金の用途をハッキリさせることからはじめましょう。
金額を決定~目標実現のためにはいくら必要?~
夢や目標が決まったら、次はそれに必要な金額を考えてみてください。
もちろん細かい数字まで出す必要はなく、例えばマイホームの頭金なら1000万円、海外旅行なら200万円など、ざっくりとした金額でもOKです。
更に期限を決めて、そのためには毎月いくら貯めればいいのか、ボーナスはどうするか、ということも考えておくといいかもしれません。
家計簿のつけ方のポイントその2:固定費を明確にして予算を決めよう
固定費は先に計算しておく
毎月の出費の中で、必ず出ていくお金を先にまとめておきます。
◆家賃
住居にかかる費用。マンション・アパートの管理費や、住宅ローンも含む。
◆通信費
インターネット代、固定電話代、携帯電話代など。
◆水道光熱費
水道代、ガス代、電気代。
◆交通費
電車賃やガソリン代。
◆教育費
保育園や幼稚園にかかる費用。習い事にかかる費用も。
◆保険
生命保険や学資保険。
◆お小遣い
パパやママの自由に使えるお金も忘れずに。
大まかな予算を決定する
固定費を毎月の収入から引いた分が、食費などに使えるお金です。
しかし、すべてを使い切ってしまってはいつまでたってもお金は貯まりませんよね。
そこで、更に貯金分を引いてから、ある程度の予算を立てましょう。
(月ごとに収入が変動したり、年単位での収入の場合は、あらかじめ、ひと月で使える平均的なお金を把握してから予算を立てるといいかもしれません)
家計簿のつけ方のポイントその3:支出を明確にしよう
レシートは必須
「何を買ったのか」、「いくらのものを買ったのか」ということを把握するには、レシートが絶対に必要です。
うっかりレジのごみ箱にポイっと捨ててしまいがちなレシートですが、必ず持ち帰るようにしましょう。
また、ICカードのチャージといった交通費は、領収書が出せるので、こちらも活用すると便利ですよ。
用途をわかりやすく分類する
上でご紹介した固定費以外の支出を、項目ごとにまとめます。
項目のまとめ方は、人によって多少異なります。以下のものは、一般的な分類なので、ご自身でやりやすいように、わかりやすいように分けるのがおすすめです。
◆食費
日々の食料を購入するために必要な費用。外食費をこちらに入れる方も。
◆被服費
衣服にかかる費用。
◆日用品・生活雑貨費
洗剤などを含む、あらゆる日用品の購入費用。
◆医療費
病院にかかる費用。薬代。
◆娯楽費
レジャーや趣味にかかる費用。外食代はこちらに入れるという方も。
◆美容費
化粧品代や散髪代。
買い物をしたらできるだけすぐに家計簿に反映させる
買い物をしてレシートはもらったけれど、家計簿に記入せずそのままに…。気が付いたらお財布の中にはレシートがいっぱい!
こんなことにならないように、できるだけ買い物をしたら、すぐに家計簿をつける癖をつけましょう。
家計簿のつけ方のポイントその4:その都度家計を見直そう
どこで無駄遣いをしているのかをチェック
家計簿をつけていると、お金の使い方の癖が分かるようになってきます。
何に多くお金を使っているのか、お金をかけたいのはどんなことなのか、ということを把握しておくことはとても大事です。
また、毎月家計簿を見直していれば、不必要な出費や無駄遣いにも気づきやすいはず。
最低でもひと月に1度は出費のチェックをしていると、無駄遣いも減らせますよ。
浮いたお金は貯金へGO!
家計の見直しをして、無駄な出費を削ったら、できるだけ貯金にまわしましょう。
お金が貯まるという成果が目に見えると、家計簿をつける、また家計を管理するためのモチベーションも上がります。
(と言いつつ、筆者はたまにはママのご褒美に使ってもいいと思います。だって、毎日ママはがんばっているんですもの♪)
いろいろな家計簿のつけ方
ノートにレシートを貼る
yotarochan
ノートにレシートをどんどん貼っていく方法です。
どんなものを買ったのかがすぐにわかるのでとっても便利。
市販の家計簿ノート
あらかじめ支出項目が決まっていて、金額を記入していきます。
計算が得意な方にお勧めの方法。
パソコンで計算ソフトを使う
パソコンにもともと入っている計算ソフトや、家計簿ソフトを使う方法です。
決まった場所に数字を記入すれば、計算もしてくれるので楽ちんですね。
スマホアプリを使う
スマホですぐに記入できる家計簿アプリ。
最近は、レシートを写真で取るだけのものや、クレジットカード決済と連動するものもあるようです。
しっかり家計簿をつけて家庭のお財布をクリアにしよう
家計簿をつけ続けることは、思っているよりも手間がかかってしまうかもしれません。
けれど、いくつかのポイントをおさえれば、きっと続けられますよ。
家庭経済を明瞭にできるだけでなく、無駄を見つけられれば、貯金もできます。
家計簿、苦手だなぁ…、という方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。