着床とおりものの関係を解説!妊娠超初期症状について

妊活中の女性にとって、妊娠の超初期症状の一つである、おりものの変化はとっても気になるポイント。着床するとおりものは、なぜどのように変化するのか、また妊娠超初期では他にどのような症状が起こるのかお話します。

妊娠する前に知っておきたい、排卵から着床にいたる流れ

着床がおこるためにはまず4つの準備が必要

一般的に「着床=妊娠の成立」と言われていますが、着床はいくつかの条件がそろわなければ成り立ちません。その前提条件として以下の4つがあげられます。

1.月経のあと卵巣から卵子が排出され排卵が起こる
2.排出された卵子が卵管内を進む
3.男性側から受精能力のある精子が排出される(射精)
4.排出された精子が子宮腔を通り卵管内まで侵入する

この段階ではまだ受精はしていません。まずここまでの条件が準備としてそろわなければ、医学的に妊娠には至らないということです。つまり女性側からは確実に排卵が起こっていること、卵子が正しく卵管内へ移動すること、そして男性側では精子に受精能力があること、精子が卵子のいる卵管内まで到達すること…これらが一つでも欠けていると、着床に至る条件として整わないということになります。

着床が完了するまではさらに3つの条件が必要

先ほどの前提条件とは別に、さらに3つの条件が重なって着床(妊娠)が完了します。

5.卵管内で卵子と精子がぶつかり精子が卵子のなかに侵入して両者の核が合一し受精する
6.受精した卵子である受精卵が卵管から子宮にたどりつく
7.子宮内膜に受精卵を受け入れる準備が完成していてそこに受精卵が定着・着床する

このように着床とは、「一定の条件がそろった卵子と精子が合一して受精卵となり、うまく子宮内膜に定着すること」をいいます。つまり着床の前提条件がそろっていても、精子と卵子が出会って受精卵が子宮腔内に進め、受け入れ態勢の整った子宮内膜に定着できなければ着床は完了しないというわけです。

着床する時期とタイミングは排卵日の前後5日

ここまで着床にいたる条件について話してきましたが、中でも特に知っておきたいのが受精のタイミングです。というのも卵子の寿命は排卵後24時間ほどで、これに対し精子の寿命は個人差はあるものの、平均3~5日ほどと言われているからです。

妊活する場合、自分の排卵日がいつ頃なのかを正確に知っておくことはとても大切です。これを把握する方法として一番手軽なのはやはり基礎体温をつけることです。

基礎体温をつけていると、月経初日から排卵日までの約2週間、低体温期が続きその最終日にもう1段階体温が下がる日がみえてきます。ここが「排卵日」ですが、逆算してこの排卵日の前後5日間にタイミングを持つと妊娠しやすいと言われています。しかし排卵に合わせてうまく精子が到達できたとしても、必ず受精できるとも限らないので、焦らずその時を待ちましょう。 妊娠するといつからどのように基礎体温が変化していくのでしょうか?基礎体温は、妊娠の超初期兆候を確信に変えてくれる大切なデーターです。今回は超初期~妊娠時の基礎体温変化についてご紹介いたします。



おりものの働きとは?

膣内を清潔に保ち、排卵期には受精を助ける

おりものの働きは大きく2つあります。

○細菌に対する防壁となり膣の内部を清潔に保ち乾燥を防ぐ
○排卵期には膣内で精子が活動しやすいよう酸性からアルカリ性に変化させ受精を助ける

通常おりものは生理周期の中でも変化しており、特に排卵日が近づくと若干の粘りが出て量も多いものになり、色は少し白色がかったものに変化します。排卵日直前に一番量が多くなると言われ、おりものを伸ばした際、10センチ近く伸びるためその違いがわかるようです。

着床したときの、おりものの変化4つ

1.おりものの量が増える

着床(妊娠)すると、女性の体は胎児を細菌から守ろうとする働きがおこりますが、これがおりものが増える原因です。通常、排卵日が近い日や特別な場合を除いて、普段の女性の膣内はおりものの働きによって酸性に保たれています。

着床すると女性ホルモンであるエストロゲンが多く分泌されるため、おりものは普段より増えます。そのため膣内はより酸性に傾き、これが外部の雑菌から母体と胎児を守るすべとなるのです。

2.おりもののにおいが変わる

普段の膣内は酸性のため、おりものは少しすっぱいにおいであることが多いですが、着床するとこのにおいが変化すると言われています。すっぱいにおいが弱まりにおいを感じなくなったり、中には無臭だったという場合もあるようです。

ただし個人差があるので、必ずこうであるというわけではありません。普段のにおいと少し違うなと感じた場合の一つの目安とし覚えておきましょう。

3.おりものの性状が変わる

着床するとおりものの量が増えるだけでなく、おりもの性状がさらさらしたものに変わる事が多いようです。おりものの量が増えたり性状が変わったと思ったら、ご自身の排卵日をさかのぼり、着床日がいつごろに当たるのか計算してみることで、妊娠の可能性がみえてくるかもしれません。

4.おりものの色が変わる:着床出血の可能性も

妊娠超初期に茶色いおりものが出ることがあります。これは超初期の段階にみられるこの茶色いおりものは、「着床出血」とよばれ次のような特徴があります。

○時期は前回の生理から約3週間後に起こりやすい(28日周期の場合)
○量は微量であることが多い
○色は血液が酸化した茶褐色やうすピンク色など
○期間は数日程度
○着床出血はおこらないことの方が多い

ただし濃い茶色のおりものが長く持続したり、茶色から鮮血に変化または量が増える場合は何らかの異常が起きている可能性もあるので、注意が必要です。 生理以外での出血は、女性なら誰でも不安を感じてしまいますよね。特に妊活中の方にとって、生理予定日付近の出血は「また生理か…」とがっくりしてしまうものです。でもちょっと待って、その出血、着床出血かもしれません。着床出血とは何か、生理との違いは何かをまとめました。



その他の妊娠超初期症状について

着床すると、おりもの以外にも妊娠超初期症状として様々な症状や違和感を感じる妊婦さんがいます。

○基礎体温が高温期が続く
○体の熱さやだるさを感じる
○吐き気をもよおす
○いつもより強い眠気がある
○おっぱいが張る
○味覚の変化がある
○匂いに敏感になる
○貧血症状がおこりやすい
○便秘や下痢になる
○肌荒れ

ただしこれらの症状は、生理前の体調変化や心の状態によっても表れることがあり、超初期に全ての症状が起こるというわけではありません。あくまで参考程度に留めましょう。

普段のおりものの状態を把握し、基礎体温も参考にしましょう

妊活中の方は1日でも早く妊娠しているかどうか知りたいと思っているため、ちょっとした変化に敏感になっていると思います。そこで普段のおりものの状態を把握しておくことによって、いち早く妊娠の兆候に気づけるかもしれません。

ただ、おりものの変化や妊娠超初期症状には個人差がありますので、必ずしもこの変化がでるとは限りません。
そこで繰り返しになりますが、やはり基礎体温を測定し続けることをおすすめします。基礎体温表だと高温期が持続しているかどうかグラフで可視化できるので、より判断の目安になり心の準備もできますよ。