重曹を使った洗濯方法!ちょっとしたひと工夫で効果的にお洗濯♪

重曹は、人にも地球にも優しい天然物質です。手で触ることもできますし、扱い方もとても簡単。消臭の効果もあるんですよ。こちらでは重曹を使った効果的な洗濯の方法をご紹介します。

重曹とは?

人にも地球にも優しい

重曹は別名を炭酸水素ナトリウムといい、ありとあらゆる地球上の水(海、川など)に含まれていて、体内にも存在しています。

◆人体に無害、環境にもやさしい
昔から、ふくらし粉や胃薬などとして使われています。使用後下水にながしても、魚やほかの生物に影響を与えることはありません。

◆粒が細かく、水に溶けにくい。
水には溶けにくいので、ぬるま湯を使って溶かすようにしましょう。

◆酸と出会ったり加熱すると炭酸ガスを発生します。
ふくらし粉として使うのはこの働きを利用しています。炭酸ガスがぬけると、炭酸ソーダがのこり、これはアルカリ性が強いです。

◆常温で安定している。
長期間の保存が可能です。ただし、湿気を吸ってしまうので密閉容器に保管してください。



重曹洗濯で汚れを落とす仕組み

尿の汚れ、水回りの白い汚れはアルカリ性、油汚れ、汗などは酸性を示します。

洗濯物の酸性汚れの洗浄に適しているのはアルカリ性のPh9.0~10.5と言われていて、重曹はPh8.2の弱いアルカリ性なので、実はひどい汚れの洗浄には実は最適ではありません(石鹸はPh10くらい)。汚れ落としには、*炭酸ソーダや*セスキ炭酸ソーダの方が効果的なんです。

しかし、重曹は弱いアルカリ性なので、手で触ることもできますし、体にも環境にも優しいものです。また工夫次第で効果的な洗濯ができますので、以下でご紹介していきますね。

◆炭酸ソーダ〜Ph11.2~◆
アルカリ剤の中で最もアルカリが高いのがこの炭酸ソーダです。
重曹が熱いお湯に溶けたり、酸と出会うと発生します。
アルカリが強いので、手で直接触らないなどの注意が必要です。

◆セスキ炭酸ソーダ~Ph9.8~◆
水に非常に溶けやすく、重曹よりは強いですが弱いアルカリ性をしめすので扱いやすいです。

重曹を使った洗濯方法

基本の使い方~洗濯石鹸と併用~

実は、洗濯もののうち、半分は水だけでも汚れが落ちるといわれています。ひどい油汚れのものは避けて、軽い汚れのものはこの方法で洗うといいですよ。

お使いの石鹸洗剤を入れる前に、1カップくらいの重曹を入れてください。することは、たったのこれだけ。洗濯水の温度は30℃~40℃くらい(人肌程度)がおすすめです。

ウールやシルクの場合

ウールやシルクなどのタンパク質繊維はアルカリが高いと傷んでしまいます。そこでアルカリ性の低い重曹の出番!

重曹大さじ1くらいをたらいなどに入れ、30℃くらいのぬるま湯を注いで、重曹をとかします。その中にウールやシルクの衣類を入れ、押し洗いします。

すすいだ後、仕上げにクエン酸水(300㏄くらいの水に小さじ1程度のクエン酸)につけましょう。柔軟剤の代わりの働きをしてくれます(クエン酸については以下でご紹介)。

脱水は洗濯機で15秒ほど短めにして型崩れしないように干しましょうね。

汚れがひどい場合

汚れがひどい場合には、

◆時間をおくこと
◆温度を上げて溶かすこと

で対応できます。具体的には、85℃くらいの熱いお湯に重曹を溶かすと、泡が立って炭酸ガスが抜け、炭酸ソーダ水が残ります。それによって、アルカリ性が強く、洗浄力が高くなります。この炭酸ソーダ水に一晩つけ置きしてから洗濯機で洗えば、ひどい汚れもすっきりです。

ただし、この炭酸ソーダ水はアルカリが強いので、直接手で触らないなど注意が必要です。



重曹での洗濯にプラスすると効果的なもの

【1】酸素系漂白剤~過炭酸ソーダ~

過炭酸ソーダは重曹から作られます。水に溶けると、炭酸ソーダと過酸化水素になります(重曹は熱いお湯に溶かさないと炭酸ソーダになりません)。

いっぱい汗をかいた夏場の洗濯もの、下着などはこの過炭酸ソーダを一緒に使うと効果的。除菌・消臭・漂白効果もありますので、一石三鳥!です。

やはりぬるま湯に、重曹と過炭酸ソーダを2:1(重曹大さじ2に対して、過炭酸ソーダ大さじ1、洗濯ものの量で調整してください)の割合で加えて洗濯をします。
柔軟剤の代わりにクエン酸小さじ1を、柔軟剤用のポケットに入れておくとさらによいですよ。

パックス 酸素系漂白剤 430g
◆白い衣類の黄ばみに◆
石鹸洗濯や重曹洗濯をしていると悩まされるのが白い洋服の黄ばみ。白いTシャツや、体操服など、気になりますよね。そんなときは、熱いお湯を張ったたらいやバケツなどに洗濯ものを入れ、そこに過炭酸ソーダを加えます。すると、ぶくぶくと泡がたちます。この泡が黄ばみを白くしてくれますよ!

黄ばみが気になる前に、これを時々するとよいですね。

【2】クエン酸

クエン酸は柔軟剤の変わりに使います。重曹を入れるだけでも柔軟剤いらず、という方もいますが、衣類に残ったアルカリをクエン酸の酸で中和することで、さらにふわふわになります。

またアルカリの汚れ(尿の汚れ)には酸性であるクエン酸が効果的です。

暮らしのクエン酸 330g

重曹で洗濯を行うときの注意点

【1】冬場などはぬるま湯を使うようにする

重曹は水に溶けにくく、皮脂汚れは温度が低いと固まってしまい落ちにくいという難点があります。ですので、特に冬場など、水温が低い場合にはぬるま湯にして洗濯するようにしましょう。

おすすめはお風呂の残り湯を使うこと!水の節約にもなり、一石二鳥です。

【2】しっかり溶かしてから洗濯機に入れる。

重曹は水には溶けにくいので、洗浄力をアップするためには、適量のぬるま湯で溶かしてから洗濯機に加えるようにしましょう。

または上でご紹介した、つけ置き洗いもおすすめです。

【3】洗濯物は入れすぎない

洗濯物を入れすぎてしまうと、洗濯機の中で洗濯物が水面から顔を出している状態になってしまう場合があります。そうすると、上に浮いてきた汚れがまたその衣類についてしまう、ということが起こります。

洗濯物は入れすぎず、洗濯機の容量の3割くらい少なめにするのがよいですよ。

【4】手荒れしやすい人は注意

重曹はごく弱いアルカリなのですが、研磨作用があるので、肌の弱い方は刺激になる場合があります。気になる方はゴム手袋をするなどして作業してください。

【5】目に入ったらすぐに水で洗い流す

目に入ってしまったら、決してこすらず、すぐに水で洗い流してください。通常心配はありませんが、痛みなどが残るようでしたら、眼科医に相談しましょう。

【6】密閉して保管を

重曹を除湿に使うくらい湿気を吸いますので、保管は密閉容器でするようにしましょうね。

重曹洗濯、工夫してエコな暮らしを

いかがでしたか?
筆者も今回この記事を書くにあたり、初めて重曹は洗濯に万能ではないことを知りました。
しかし、一番人の体に近く、環境にも優しいものなので、ちょっとひと手間かけたり、過炭酸ソーダなどの助けを借りることで、できるだけ人にも環境にも優しい暮らしをしていきたいですね。