吐き気に胃痛…臨月のつらいつわりを和らげる方法

 臨月に入ってからの急な吐き気や胃痛に悩まされるママも多いはず。それは「後期つわり」といわれていますが、お腹の赤ちゃんとの対面の日が近づいてきている証拠です。今回は、後期つわりの原因とその症状を和らげる方法をご紹介します。

臨月なのにつわりになるのはどうして?

妊娠初期のつわりを乗り越えてやっと食事を楽しむ余裕が出てきたと思ったら、臨月に入ってから胃のむかつきや吐き気が…もしかしてまたつわり?

落ち着いたはずのつわりがまた始まってしまうとつらいですよね。妊娠初期のものも含めると、約50〜80%の妊婦さんがつわりを経験しているそうです。
どうして一度おさまったはずのつわりの症状が、出産間近になってまた出てきてしまうのでしょうか?

ホルモンバランスの変化によるもの

臨月になると体が出産の準備を始め、女性ホルモンのバランスも大きく変わってきます。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、臨月から出産直前まで増加し続けます。
エストロゲンの影響で赤ちゃんはママのお腹の中でより成長しやすくなりますが、赤ちゃんが成長することで胃の周りの筋肉が緩み胃が持ち上げられ、胃酸が逆流しやすくなってしまいます。
そのため、つらい吐き気や胃痛に襲われてしまうというわけです。

子宮が大きくなったことによる胃の圧迫

臨月になると体重がぐっと増えたり、ママのお腹がひと回り大きくなったりしますよね。
エストロゲンの影響で、妊娠後期になると赤ちゃんの成長はぐんと加速します。そのため子宮も大きくなり、胃や腸、肺が圧迫されてしまうのです。
臨月に入って吐き気や胃痛、息切れを訴えるママが多くなるのは、胃などが常に圧迫されている状態になっているのが原因です。



後期つわりをコントロールするために気をつけたい5つのこと

後期つわりは初期に起こるつわりと違い、胃が圧迫されていることが主な原因です。
食事の仕方を少し工夫して、つらいつわりの症状を少しでも和らげましょう。簡単にできる具体例をいくつか紹介しますので、後期つわりに悩まされているママはぜひ試してみて下さい。

1. 食事は3食ではなく何度かに小分けする

お腹の赤ちゃんに栄養を送るためにも食事はしっかり摂りたいところですよね。
でも、無理をしてお腹いっぱいになるまで食べてしまうと、子宮で胃が圧迫されていることもあり余計に苦しくなってしまいます。
3食しっかり食べるのではなく、無理のない量を5・6回に分けてこまめに食べた方が胃の不快感も少なくてすみます。その方がママも食事を美味しく楽しむことができますよ!

2. 消化の悪いものは避ける

脂肪を多く含む肉類、硬い物、香辛料などの刺激物、酸味の強い果物などは、胃酸を過剰に増やしてしまうので、胃がムカムカしたり気持ち悪くなったりする原因になるので控えた方がよいでしょう。

お粥やうどんなどといった、消化が良く食べやすいものがオススメです。
また、炭酸飲料は炭酸ガスで胃が膨らんでしまうので避けましょう。妊娠初期は炭酸飲料の爽快感に助けられることもありますが臨月のときは逆効果になってしまいます。

4. 食後は横にならずに食休みの時間をとる

食事をすると胃や腸にたくさんの血液が集まり、消化活動を始めます。
胃腸の負担を軽減させるために、食休みはとても重要だと言えます。この時、体がつらいからと横にならないように気をつけましょう。食べてからすぐ横になってしまうと胃酸が逆流してしまい、逆流性食道炎を引き起こしてしまう可能性もあります。
食後は30分から1時間程度、横にならずにリラックスした時間を過ごしながら食休みをしましょう。夕食後の場合は、食事後2〜3時間は空けてから就寝しましょう。

5. 食後のシュガーレスガムも効果的!

食後にシュガーレスガムを噛むことによって、唾液が分泌され消化が良くなります。
その他にも、お口の中がスッキリしたり気持ちが落ち着いたりするといった効果も期待できます。先ほどお話しした食休みの時間を使ってガムを噛んでみるのもいいですね。

症状が重い場合は病院へ

つわりの症状が重い場合には、病院へ行って医師の診察を受けましょう。妊娠悪阻になってしまうと、入院や点滴等の治療を受ける必要も出てきます。
重度の妊娠悪阻になる前に、しっかりと対処することが大切です。

受診の目安は?

・1日に何度も嘔吐し、食べ物も水も口にできない。
・トイレに行く回数が減った。
・短期間で体重が5%以上減少した。
といった症状が見られたら、一度病院で医師の診察を受けましょう。
何度も嘔吐してしまうと、時に脱水症状を引き起こしてしまう場合もあります。お腹にいる赤ちゃんのためにも、症状が重い場合は迷わず受診して下さいね。



お腹の中の赤ちゃんに会えるまであと少し…

臨月になってからのつわりは、もうすぐ赤ちゃんに会えるよ!というサイン。
食事を制限したり、体が思うように動かなかったりすることで精神的にもつらい面があるかもしれませんが、そんなときはベビーグッズを見たり出産の準備をしたりしながら、生まれてくる赤ちゃんを想い頑張って乗り切りましょう。

初産の人は、パパと2人きりで過ごす時間もあとわずか。出産前の今しかできないことは案外多いものです。残り少ないマタニティーライフを楽しんでくださいね。
この手で愛しい我が子を抱くことができる日はもうすぐですよ!