インフルエンザ予防接種の効果と副反応を解説!何歳から打つ?打たない?

乳幼児から大人まで、冬の時期になると気になるのがインフルエンザですね。予防接種があることは知っているけれど、はたして予防効果や副反応はどんなものだろうと思われている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?不安や疑問を解決して判断しましょう。

インフルエンザを予防するには

かかると辛い症状があるインフルエンザ。できることならかかりたくないですよね?

インフルエンザの予防方法としてあげられるものがいくつかあります。
まずはインフルエンザワクチンの予防接種です。病医院で接種することができます。大人と子どもでは接種回数が異なります。大人は1回接種・13歳未満の子どもは2回接種です。病医院により予約が必要なところとそうでないところがありますので、事前に確認されることをおすすめします。

他にも、飛沫感染を予防する目的のマスクの着用も効果があるといわれています。マスクはパッケージ等に明記されている方法で正しく着用することにより予防効果があらわれます。また、外で付着したウィルスを触ることがないようにマスクの表面には触れないように心がけましょう。

丁寧な手洗いもとても大切です。特に赤ちゃんに触れる機会が多いママは、外出先から帰宅したときは流水と石鹸で丁寧に手を洗いましょう。外出先で手を洗うことが難しい場合は除菌用のジェルやウェットティッシュを使ってもいいですね。

うがいはなかなか外出先ではできないことが多いですね。そんな場合はこまめに水分補給をしましょう。水分補給により喉の乾燥を防ぐことでも予防効果があります。



予防接種の効果はあるの?

インフルエンザワクチンには感染を予防する効果はなく、発症を予防する効果があります。
感染とは体内にウィルスを取り込むことを言い、発症とはその感染から数日の潜伏期間を経て実際に症状が体にあらわれた状態のことを言います。
発症を抑える効果は約60%~70%あると言われています。この60%~70%という数字ですが、接種した人のおよそ60%が発症しないというわけではありません。
誰も接種しなかった40人の集団からは10人が発症したとします。別の全員が接種した40人の集団からは4人しか発症しなかったとします。接種していなければ10人が発症したはずですが、4人に抑えることが出来たこの6人の差が60%の効果といわれる数字になります。

また、インフルエンザは発症すると他の風邪に比べて重症化しやすいウィルスですが、予防接種にはその重症化を抑える効果もあります。
これまでA型2種B型1種の3種混合ワクチンだったものが、2015年のワクチンからはA型2種B型2種の4種混合ワクチンになりました。
4種混合ワクチンになることにより予防効果がさらに期待されています。

副反応はあるの?

副反応として多くの方にあらわれるのが、接種をした場所の腫れや痛みです。場合によっては赤くなることやかゆみが出ることもあります。痛みは筋肉痛に似た痛み、かゆみは虫刺されに似たかゆみが出ます。
接種後数時間から1日程度であらわれ、数日でおさまることがほとどんどです。
全身にあらわれる症状としては、悪寒や発熱、全身の倦怠感などがあげられます。こういった症状も数日でおさまることがほとんどです。

まれに、中に含まれる他の成分に対してアレルギー反応を起こすことがありますので、接種後30分くらいは病医院で様子を見ると安心です。



何歳からがおすすめ?

インフルエンザワクチンは6ヵ月から接種をすることができます。しかし0歳児の赤ちゃんの場合は免疫がつきにくいことや他の予防接種との兼ね合い、感染するリスクが低いことなどから推奨しない医院も多いです。
1歳になると、外出の機会も多くなり人ごみなどで感染するリスクがあがってきます。免疫効果も0歳児に比べ1歳児以降のほうが期待できることなどから1歳になって最初の冬からの接種がおすすめです。
ただし、赤ちゃん本人が集団生活を送っている場合や、集団生活を送っている兄姉がいる場合はリスクが高くなりますので0歳児でも6ヵ月を過ぎていたら検討したほうがいいでしょう。

打つ時期は何月頃がいいの?

生後6ヵ月から13歳未満の乳幼児・小学生は2回接種をする必要があります。このことからワクチン効果があらわれる時期なども考えて逆算する必要があります。
例年インフルエンザが流行するのは12月から2月がピークとなります。ところがここ近年流行する時期が早まってきていることも気になりますね。
ワクチンは接種後2週間から3週間くらいで効果があらわれるようになります。それらのことを考えると、1回目の接種を10月下旬には済ませておき、遅くても11月の1週目には1回目を終わらせるのがおすすめです。

子どもの場合、季節が変わり急に冷え込むことで風邪をひいてしまうこともあるかもしれません。ワクチン接種は微熱があってもできませんので体調の変化に対応もできるように少し余裕を持って日程を決められるといいですね。

2回目までは4週間あけることが推奨されています。1回目の時期から考えて2回目を11月に接種できると、インフルエンザが流行するピークの時期までに接種を終え、効果を期待できる時間もおくことができます。

かかる費用はどれくらい?

インフルエンザワクチンは病気に対する治療ではなく、また高齢者以外は定期接種の予防接種ではないため全額自己負担となります。
金額は病医院が決めていいことになっていますので費用も決まった金額ではありません。
およそ3,000円が平均的な1回あたりの金額です。乳幼児・小学生は2回接種の必要がありますので、6,000円くらいの金額になります。
お住まいの市区町村によっては助成が出る地域もあります。また病医院によっては、接種回数が多い乳幼児・小学生の費用を1回接種の成人より抑えてある場合もあります。
2回接種や家族全員の接種費用の合計には大きな差が生まれることがあります。かかりつけ医での予防接種にこだわらない場合は事前に予防接種費用を調べて、接種する病医院を決める方法もあります。

妊婦でも受けられるの?

妊婦さんでも予防接種をすることは可能です。
妊娠中は免疫や体力も落ち、普通の風邪にもかかりやすい状態ですよね。また、2人目以降の妊娠の場合上の子が集団生活等でインフルエンザウィルスをもらってくる可能性もあります。

妊娠中に発症してしまうと、通常の患者さんが使うことができるインフルエンザ用のお薬を使うことができない場合があり、妊婦さんは実はリスクが高い状態にあるのです。

希望することで予防接種を打つことができます。

予防接種を打たなければ予防できないの?

ここまでインフルエンザワクチンの有効性や回数など接種を前提とする内容を伝えてきました。しかし、接種当日の体調不良やワクチンの成分に対してアレルギー反応を起こす可能性がある場合には接種をすることができません。また、中には副反応などのリスクを考え接種を控えたいママもいるでしょう。1歳までの赤ちゃんは接種できないことも多いですね。打たなければ予防できないのかと不安になる方もいらっしゃるでしょう。

予防接種を打たなくても予防する方法はあります。

・人ごみを避ける
・マスクを着用する
・丁寧な手洗い・うがいに努める
・体を休め疲れないようにする
・暖かく過ごす
・栄養バランスを考えた食事をとる

このような方法で体の免疫が高まったり、ウィルスを体内に取り込む機会を減らすことができ、発症を予防する確率を高めることができます。ただし、100%防げるわけではありません。

不安がある場合は医師に相談しましょう

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンとはいえ、健康な体内に接種により取り込むことへの不安をもつ方もいるでしょう。副反応などについての疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。

医師はそういった疑問や不安に対応してくれます。不安を抱えたまま接種を迷い流行する時期を迎えるより、疑問や不安は医師に相談して解消した状態で流行する時期を過ごしていけるといいですね。接種する場合も、疑問や不安を解消した状態であれば安心して接種にのぞめるのではないでしょうか。