性的暴力、加害者の4分の3は知人、デンマークから警告

性的被害は知らない人からという印象も強いかもしれないが、思いのほか知人からの被害が多い可能性がある。そうした警告がデンマークから出ている。デンマークのコペンハーゲン大学系列病院の研究グループが、国際的な産婦人科専門誌のBJOGオンライン版で2014年10月15日に報告したもの。

警察に届けるのは7割

研究グループは、2001?2010年にコペンハーゲン大学系列病院の性的暴行被害者センターを訪れた女性およそ2500人のデータを収集、分析した。その結果、被害者の3分の2が15?24歳、75%が加害者は以前に会ったことのある人からの被害だった。70%が警察に届けており、暴行の60%で飲酒が関係していた。



けがの被害も

被害者の3分の1が以前にも性的暴行を受けており、およそ50人がけがまで負っていた。見知らぬ人に襲われた場合やけがを負った場合の方が、警察に届ける確率が高くなっており、それぞれ1.9倍と1.7倍となっている。性的暴行というと見知らぬ人によるものと思いがちだが、知り合いが多いという結果。女性が助けを求めやすくするためにも、そうした状況の分析や啓発は意味を持ちそうだ。

文献情報

Larsen ML et al.Sexual assault: a descriptive study of 2500 female victims over a 10-year period.BJOG 2014 Oct 15 [Epub ahead of print]

Sexual assault: a descriptive study of 2500 female victims over a 10-year period. – PubMed – NCBI
BJOG. 2015 Mar;122(4):577-84. doi: 10.1111/1471-0528.13093. Epub 2014 Oct 15. Observational Study