かゆみの原因はどこからくるの?ストレスや食べ物の関係性とは

肌荒れは女性の大敵ですよね。乾燥などが原因でかゆみが出てしまうと憂鬱ですし、掻いてしまえば肌の状態が悪化してしまいます。かゆみの原因、ストレスや食べ物との関係性など正しい知識を身に付けましょう。

体がかゆいとイライラしてしまいがち

皮膚が乾燥してかさかさ、そしてかゆかゆ。冬の空気が乾燥する時期や、産後のホルモンバランスが崩れた時など、ママになっても美しくありたいと思う女性にとって、肌荒れは大敵ですよね。
かゆみというのはどうしても我慢するのが難しく、精神的にもイライラしてしまいがち。掻いてしまえば肌の状態が悪化してしまい自己嫌悪…と憂鬱な日々。

かゆみについて正しい知識を身に着けて、上手に対応していきましょう。



かゆみの主な原因って?

大きく分けて、全身にでるかゆみと、部分的にでるかゆみがあります。かゆいからと言ってかゆみ止めなどの薬を使っても、原因が解決されないとかゆみはよくならないので、原因を知ることはとても大切です。

【1】乾燥

体のかゆみの最大の原因は、体の乾燥です。冬の空気の乾燥からもそうですが、入浴の時に熱い温度のお湯につかっていたり、ボディタオルで体をごしごししていたりすると皮膚から皮脂が奪われてしまったり、皮膚表面を傷つけてしまったりするので注意が必要です。

【2】ホルモンバランスの乱れ

生理前は肌荒れしやすいですよね。これは女性ホルモンの分泌量が生理前にガクンと減るからなんです。また産後も妊娠中は多く分泌されていた女性ホルモンが急減します。女性はこのホルモンの激減が原因で肌荒れを起こしかゆみが出てしまうことがあるのです。

【3】疲れやストレス

疲れやストレスが溜まっていると、自律神経の働きが乱れ、全身のかゆみを引き起こしてしまうことがあります。病院で原因を調べても、原因が見つからない場合はストレスが原因かもしれません。

【4】内臓の病気によるもの

肝臓や腎臓の働きが弱まると全身のかゆみを引き起こすことがあるようです。かゆみ止めを塗ってもなかなかよくならない、慢性的に肌荒れがあり、痛みなどを伴うことがあるなら内臓の病気からくるかゆみかもしれません。一度受診することをおすすめします。

【5】アレルギー反応によるもの

かぶれやすい成分を含む植物に触れてしまってアレルギー反応をおこしたり、金属、洗剤、化粧品などに含まれる化学物質に接触することが原因でかゆみを起こすことがあります。
部分的なかゆみで、かゆい部分とかゆくない部分の境界がはっきりしていることが多いです。原因物質に触れなければ、かゆみは治まります。

一方、食品や薬剤によるアレルギーは体の中に入ったものに対するアレルギーなので、全身にかゆみが出ることがあります。

【6】虫さされなど

蚊、ダニ、ノミ、ブヨ、アリなどの虫に刺されてかゆみがでることも。これも部分的なかゆみですね。皮膚の中に虫の毒素が入ってしまい炎症反応を起こしますが、時間が経てば消えていきます。 さまざまな原因がありますがここでは原因をストレスからくる内因性のものと、食べ物からくる外因性のものとに大きく2つに分けて考えていきます。

ストレスからくるかゆみ

なぜストレスからかゆみがくるの? ~免疫低下、自律神経異常など~

ストレスとかゆみとの関係は色々あります。イライラすると無意識に頭を掻きたくなったり、顔を擦りたくなったりしますよね。

ストレスがかかると、

<ヒスタミンの濃度が高くなる>
精神的に不安定な人ほど、血中のヒスタミン(かゆみを引き起こす化学伝達物質)の濃度が安定している人に比べて高くなります。そのため、かゆみが起こりやすくなります。

<胃腸の動きが低下する>
胃腸には免疫細胞の約6割が存在すると言われていて、胃腸の働きが弱ると免疫力が低下します。免疫力が低下すると、アレルギーを引き起こしやすくなったり、ちょっとした刺激にも過敏に反応してしまうようになりかゆみが起きやすくなります。

<自律神経の働きが低下する>
自律神経の働きが鈍ると胃腸の働きが低下したり、血流が悪くなったり、ホルモン分泌に異常をきたしたりと様々な弊害があります。皮膚に対しても悪影響を及ぼしてしまうことがあり、全身のかゆみが出てしまいやすくなります。

掻くと症状が悪化し悪循環

掻くと気持ちがいいとか、実は一時的なのですが「スッキリする」という快感が、また「掻く」という行動を引き起こしてしまうのです。「掻く」という行動が、無意識に習慣化してしまい、掻かずにはいられない依存症のような状態に陥ってしまいます。
しかし、掻いてしまえば間違いなく皮膚の状態は悪化してしまいます。見た目も悪くなってしまい、それがまたストレスになり…という悪循環に陥ってしまうのです。

どんなストレスがある?

ストレス社会と言われている現代、様々なストレスがありますね。
仕事の重圧、人間関係、子育ての悩みなど数えたらきりがありません。子供達でさえも、勉強や友達関係などでストレスを抱える時代、と言われています。特に女性はホルモンバランスの関係からストレスを受けやすい時期がありますし、妊娠中や産後は情緒が不安定になりがちですよね。
さらに、睡眠不足などが重なればストレスはどんどん増していってしまうと言えるでしょう。



食べ物によるかゆみ

なぜ食べ物でかゆくなるの?~ヒスタミンを多く含む食べ物があります~

皮膚の真皮にはかゆみを引き起こす細胞、マスト細胞があり、刺激を受けるとここからヒスタミンが分泌されます。このヒスタミンがかゆみ神経を刺激しかゆみを引き起こします。このように体内で発生するヒスタミンばかりでなく、食べ物にもヒスタミンが多く含まれているものがあり、これも同様にかゆみを引き起こしてしまいます。

また、食物アレルギーを起こしやすいとされている食べ物もあり、摂取した時にアレルギー反応を起こしてしまうとヒスタミンが分泌されかゆみが起こります。

かゆみを引き起こす可能性のある食べ物

<ヒスタミンを多く含む食べ物>
肉類、魚類、チョコレート、ココア、コーヒー、もち、ほうれん草、なす、アサリ、カニ、エビ、たこ、そばなど

野菜類にも多く含まれているものも多く、それらを摂取しない、というのは栄養バランスの問題が発生してしまいます。どれも食べ過ぎはよくない、ととらえ、バランス良く摂取するようにしましょう。
肉や魚には野菜類に比べても多くヒスタミンが含まれていることから、かゆみがひどい時には摂らないようにしてみるのもいいかもしれませんね。

<アレルギーを起こしやすい(ヒスタミンを遊離しやすい)食べ物>
卵白、魚介類、トマト、いちご、チョコレート、コーヒー、ビール、ワインなど

他にも、スナック菓子、白砂糖を含む甘い食べ物、食品添加物、化学調味料を多く含むインスタント食品などはかゆみを引き起こしやすい食べ物です。かゆみのひどい時にはこういったものを避けるだけでも症状が良くなるかもしれませんよ。

自身でどうしようもない時は医療機関を受診して

かゆみという感覚は人間の感覚の中でも一番我慢が出来ない感覚だと言われています。かゆみを我慢すればストレス、掻いてしまえば症状が悪化してしまう、という八方ふさがりな状態になってしまいます。

何か夢中になれるものを見つけてストレス発散をしたり、かゆみを引き起こす食べ物を避けたり、生活習慣を整えたりなど自身で工夫出来ることも多くありますが、どうしようもない時は医療機関を受診するようにしましょう。

掻かないことが第一の治療法

掻かない、ということがとても大切なので、かゆみ止めの抗ヒスタミン薬やステロイドの外用剤などを上手に使うことでかゆみを抑えることができれば、掻くことが減り皮膚の状態は良くなってきます。皮膚の状態が良くなればストレスも減り精神状態も安定してきますので治りもいっそう早くなることでしょう。

ストレスが原因の場合には、精神安定剤が処方されることも。眠ることもとても大事なことなので、かゆくて眠れない方には精神安定剤や抗ヒスタミン剤の副作用と言われる眠気が功を奏するかもしれませんよ。

皮膚の状態がよくなっても保湿は忘れずに

大人の場合、皮膚は畳一枚分ほどもあり、人の体で一番大切な臓器とも言えます。皮膚の状態が潤っていていい状態だと、外からの刺激にも耐えることができます。しかし、乾燥などで皮膚がカサカサしていると、刺激にも反応しやすくなってしまったり、ばい菌が入りやすかったりしてダメージを受けやすくなってしまいます。皮膚の状態が良くなってからも保湿は続けていい状態を保つようにしましょうね。

入浴後のケアが最重要

特に入浴後のケアがとても大切です。熱いお風呂に入ると皮膚の大切な皮脂まで取れてしまいますし、ゴシゴシこすってしまうと皮膚が傷ついてしまいます。ぬるめのお風呂につかるようにし、洗うときもやさしく泡で洗うようにするのがおすすめです。
保湿ケアのタイミングは入浴後できるだけすぐ。皮膚の水分はどんどん出て行ってしまいますので、入浴後の潤った状態を保つために入浴後すぐに保湿するように心がけると良いですね。

生活環境を見直してかゆみを改善しよう

ストレスがかゆみを引き起こしたり、かゆみを引き起こしやすい食べ物があることがわかりましたね。
これらのことはちょっとした工夫で改善したり回避することができますよね。

ストレスのない生活は皮膚の状態だけでなく、体全体が健康になるかも。十分な睡眠もとても大切です。早寝早起きを心がけて暴飲暴食をしないように気を付ければしつこいかゆみが改善してくるかもしれませんよ。