赤ちゃんの予防接種の受け方とスケジューリングのコツ

赤ちゃんの命を守る大切な手段、予防接種。そのデビューは生後2ヵ月からと、スタートは早めです。予防接種の受け方や種類、スケジュールなど、ママが知っておきたい予防接種のあれこれをまとめました。定期、任意、不活化…など専門用語も多く制度の変化も激しい予防接種ですが、参考までにお役立てください。

予防接種って何?どうやって受ける?

予防接種とは?

・ワクチン接種で赤ちゃんが病気にかかるリスクを抑える手段

世界中に存在する恐ろしい病気をワクチン接種だけで抑えることができます。
もし接種しないと、重い後遺症が残ったり、亡くなる場合も。
予防接種は、赤ちゃんの命を守るとても大切な方法です。

予防接種はいつから?

・生後2ヵ月からスタート

生後2カ月からスタートし、1歳になるまでに受けられる主要なものだけでも6~7種類あります。
しかもほとんどが一定の期間をあけて3回または4回接種しないといけないので、接種回数は15回以上にもなります。
ヒブ(定期)、肺炎球菌(定期)、ロタウィルス(任意)、B型肝炎(任意)の4種が、生後2ヵ月から受けられます。

予防接種はどこで受ける?

・かかりつけの小児科で接種

かかりつけの小児科で、受診してから接種します。
予約の必要・不要は病院によっても違うので、接種前に問い合わせてみましょう。
市町村によっては、集団接種と言って、保健センターなどで集団で接種をするものもあります。
その場合は市町村から通知がくるので、見逃さないようにしておきましょう。
かかりつけの小児科での接種がベストですが、病院によっては
「このワクチンはあるが、このワクチンはない」
「同時接種は推奨しない」という場合があります。
そうすると同時接種ができなくなってしまったり、ワクチンの有無によって病院を変えたりしなければならないので、少々不便です。複数の小児科を比較・検討しておくと予防接種がスムーズに進みます。

また病院ごとに違いますが、予防接種の時間帯を、一般診療の時間帯と分けて設定してくれている場合があります。

予防接種にはどんな種類があるの?

・【定期接種と任意接種】

簡単に言うと、定期接種=受けるよう推奨されているもの。任意接種=個人の判断に任せるもの。

となると、任意接種は受けなくていい?と思いがちですが、そうではありません。
多くの小児科学会などで、任意接種も受けるよう推奨されています。
任意接種だったワクチンが、次の年には定期接種になるものもあるので、定期任意はこだわらず、接種できるワクチンは接種しておきたいものです。

ちなみに定期接種は無料ですが、任意接種は有料です。(任意の一部は公費助成があります)
・【生ワクチンと不活化ワクチン】

ワクチンには大きく分けて2種類あります。
生ワクチンは、生ウイルスの毒性を弱めて抵抗力をつけるもの。おもにBCGなどです。

不活化ワクチンは、ウイルス専用の医薬品。
おもにインフルエンザなどで、予防接種のほとんどがこちらです。



予防接種前のスケジューリング

予防接種は「同時接種」で効率的に!

予防接種の受け方は、「同時接種」がオススメです。
なぜなら1歳までの間に、非常にたくさんの種類の予防接種を受ける必要があるからです。

分かりやすい例として、1歳前に接種する主要ワクチンをあげてみます。

・ロタウイルス
・B型肝炎
・ヒブ
・小児肺炎球菌
・四種混合
・BCG
・インフルエンザ

これを1回1回受けにいっていたら、連れていく親も大変。「風邪をひいたからまた次回お越しください」といったことになると、受け忘れが出てくる恐れがあります。
また中には期限付きのワクチンもあるので、期限を過ぎると受けられなくなるものもあります。

「同時接種」ならその名の通り一度に複数のワクチンが接種できるので、トータルの接種期間が短縮され、また接種間隔が数えやすくスケジュールもたてやすくなります。

予防接種スケジュールサイトを利用してスケジューリング

ではさっそく予防接種のスケジュールを組み立ててみましょう。
小児科でもスケジュールを組んでもらえたり相談もできますが、
予防接種のスケジュールサイトを利用すれば専門知識がなくても簡単にできます。
▼おすすめのスケジュールサイトはこちら
※すべて同時接種が前提となっています

予防接種スケジュール 0歳児用
NPO法人 VPDを知って子どもを守ろうの会

予防接種スケジュール 3歳未満用
子どもと肺炎球菌.jp

国立感染症研究所 予防接種スケジュール
NIID 国立感染症研究所 スケジュールができたら見やすい場所に貼っていつでもチェックできるようにしておくと便利です。
コピーしてパパにも手渡しておきましょう!

便利なアプリも利用して受け忘れ防止!

予防接種のほとんどは、自治体からの連絡はありません。(自治体によっては集団接種のみ連絡がある場合もあり)
予防接種の受け忘れを防ぐために、こうした便利なアプリに助けてもらいましょう。

予防接種スケジューラーアプリ【無料】 ~事前に予防接種日をアナウンスしてくれる~

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予防接種アプリ こどもワクチン【有料】 ~iOSカレンダーと同期できる~

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予防接種当日に気をつけたいポイント

予防接種予診表を忘れずに

予防接種を受ける際には、「予防接種予診表」が必要です。
妊娠・出生の届けを提出した際、または後日、各自治体から郵送か手渡しにて届けられます。

母子手帳も忘れずに

予防接種の際は母子手帳を忘れずに。
予防接種の記録を病院側で書いてもらえます。
この記録はほかのワクチン接種時や、保育園・幼稚園の入園時にも必要になるので、大切に保管しておいてください。

予防接種後は30分ほど様子見を

予防接種が終わったあとは、急激な副作用が起こる場合があるので、30分ほど安静にして様子をみます。
(食物アレルギーなどの時に耳にする「アナフィラキシー」は、予防接種にも当てはまります。上記のような急激な体調の変化のことです)

接種した病院など、先生にいつでも対応していただける場所で様子を見守りましょう。
けっこう複雑な赤ちゃんの予防接種。
ルールも年々変わっているようで、二年前の筆者の子どもの予防接種時と執筆時では、また変わっていました。(定期接種が増えていた!うちは有料だったのに…)

ちなみに余談ですが、1歳ころから子どもは「察し」ます。
病院に入っただけで、ときには先生の顔を見ただけで泣き叫びます。
そういう意味でも痛い記憶が残らない0歳のうちに受けられるだけ受けておいたほうがよいかもしれません。